放射線と医学|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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放射線と医学Ⅰ

健康の話
2016.03.31

radioactivity

最近では病院などに行くと、X線やCTなどを使い身体の状況を調べたり、重篤な癌などの病気に対して放射線などを照射したり、何かと放射能を医学的に使用する機会が多くなりました。
便利な反面、これらがどういうものなのかというとイマイチぴんとこないかと思います。
時事的に何かと話題になりがちな放射線。
今回は分かりやすく、このジャンルを掘り下げていきたいと思います。

 

1,放射線とは
放射線とは、高い運動エネルギーをもって流れる物質粒子のことや高エネルギー電磁波の総称をいいます。
物質粒子の内容的にはサイズ的にバラバラのイオン、電子、中性子、陽子、中間子が含まれています(大きさは分子>原子>陽子、中性子>電子の順)。
高エネルギー電磁波にはガンマ線、X線のことで電磁放射線を総称して表すこともあります。
放射線は生物にとって有害であり、強度によっては死に至らせるため、放射線防護のために各国で法律が制定されています。
ただし、どの程度(線量)でどのような害があるかについては様々な見解があり、統一した意見が無いのが現状と言えるようです。
ちなみに通常医療ではガン細胞を殺すことを目的とした放射線療法と体の状態や傷の検知を目的としたX線や非破壊検査が行われます。

2,放射線療法
放射線療法は放射線を患部に体外及び体内から照射する治療法で、手術、抗がん剤治療とともに癌に対する主要な治療法の一つです。
現代の医学的分野の中でも非常に大きな役割を担っていると言っても過言ではないでしょう。
主に悪性リンパ腫を含む癌全般に対してアプローチし、外科手術、化学療法、ホルモン療法などと組み合わせて行います。
放射線はガン細胞を含む細胞全般を攻撃し、特に分裂の盛んなガン細胞により大きな影響を与えます。
放射線がガン細胞のみならず正常細胞にもダメージを与える一面があるものの、ガン細胞はダメージに対する回復能力が乏しいため、放射線の分割照射は、正常細胞がダメージから回復する時間を与えて行われ、ダメージから回復できないガン細胞だけを死滅させています。
ガン細胞の数が減少すると免疫細胞側が優勢となり、残ったガン細胞すべてを処分することができるようになり、癌を滅する事が出来る状態になります。
また、ふだんは免疫細胞が見逃しているがん細胞も放射線照射によってその存在が知られ、免疫細胞はガン細胞の場所に移動し、ただちにこれを処分するようにもなります。

以上の様に放射線療法はその特性をいかしながら、我々の医学的な部分で大いに役立ってくれています。
ざっと概要を紹介してきましたが理解していただけたでしょうか。
次回はその他の放射線療法(X線やCT)などの説明や今後の展望、現状などを紹介していけたらと思います。

南千住院 後藤

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