リステリア菌|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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リステリア菌

亀有北口本院
2016.05.01

北口本院の荒木です。

今回は食中毒を起こすことで知られる「リステリア菌」についてお話したいと思います。

“リステリア菌”という言葉を聞いたことがありますか?

リステリア菌は食品を介して感染する食中毒菌

一般的にリステリア菌 と呼ばれる リステリア・モノサイトゲネス は、人間の深刻な病気、回旋病を引き起こす病原菌

・自然界に広く存在する「リステリア菌」

リステリア菌は自然界に広く存在し、野菜や食肉、乳製品、魚介類から検出されている

広範囲の家畜や家禽、野生動物、魚類等様々な動物や河川水や下水、飼料などの環境のあらゆるところにいます

食品の製造ラインなどに定着することも知られていて、定着してしまうと長期にわたり食品を汚染し続け、食中毒の原因となります

リステリア菌が怖いのは、冷蔵庫でも菌が生きていること。菌は0~4度の低温でも増殖可能なのです

・「リステリア菌」感染はどんな症状を引き起こすのか?

潜伏時間は24時間から91日間まで広範囲で、倦怠感、弱い発熱を伴うインフルエンザ様症状(胃腸炎症状はみられない)などが主症状

感染初期には、発熱(38~39℃)、頭痛、悪寒、嘔吐、倦怠感、筋肉痛、吐き気、下痢などインフルエンザに似た症状があります

この菌による食中毒では、細菌性髄膜炎、敗血症などの重篤な全身性の症状や、流産を起こします

発熱や頭痛を生じ、重症になると脊髄膜炎や敗血症になり、この場合の致死率は20~30%と非常に高い

・妊婦が感染すると流産のリスクも

妊婦は一般の成人女性よりもリステリア菌への感受性が高いため、他の人が平気な衛生環境でも感染してしまうリスクが高い

妊娠中の方は一般の人よりも20倍感染しやすく、赤ちゃんにも影響を与える場合があります

感染すると胎盤を通じて胎児に菌が感染し、最悪の場合は流産や死産の原因に

もし妊婦さんがリステリア菌に感染すると、菌が胎児に移って死産や流産、早産の原因になるともいわれています

・かかってしまった場合の治療法は?

かかってしまった場合には抗生物質で治療がなされる

治療には、抗生物質が有効です

感染初期はペニシリン系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、アンピシリンが有効

妊婦に対する治療はアンピシリンが第一選択で、ペニシリンアレルギーがある場合は、ST合剤やメロペネムにて治療を行う

 

 

・予防方法は?

 リステリア菌は身近な食品が感染源となります

予防方法はナチュラルチーズ(加熱殺菌していないもの)肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンを控えること

菌自体は熱に弱く、通常の加熱処理で死滅するので、食品を加熱してから食べることは効果があります

 妊娠中の料理は特に注意が必要です

冷蔵庫の清掃、包丁・まな板の熱湯消毒も、妊娠中には普段以上に心掛ける必要があります

妊娠中は、生鮮食品の扱い、保管方法、調理器具の取り扱いなど、妊娠前には意識しなかった部分にまで十分に注意しましょう

生の肉にさわったら、よく手を洗いましょう。生の肉に使った調理器具は、使い終わったらすぐに洗いましょう

生肉や肉汁などが冷蔵庫の中でほかの食品に触れないように注意し、肉類は長期保存せず加熱して早めに消費してください

妊婦の間はリステリア菌に対する感受性が妊娠前の倍以上高まると自覚した上で、調理や食材選択の際も慎重に判断してください

妊婦がかかると流産の危険もある「リステリア菌」。普通の方はもちろん、妊婦さんは特に日ごろの料理や食事に注意をしましょう。

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