骨折あれこれ② ~剥離骨折?裂離骨折?~|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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 骨折あれこれ② ~剥離骨折?裂離骨折?~

亀有北口本院
2016.08.21

前回は簡単ながら複雑骨折=開放性骨折についてお話しさせて頂きました。

傷口と骨折部位が繋がっているのが開放性骨折でした。

捕捉ですが、

受傷した瞬間に折れた骨の小さな破片(骨片)が皮膚を突き破った後、

また皮膚内に戻ることがあります。

一見すると皮膚に損傷はなく(小さな傷くらいにしか見えない)

開放性じゃないと思って放っておくケースがあります。

しかしこれは非常に危険です。

というのも、

開放性骨折で一番気をつけなければいけないのは、

細菌感染です。

細菌が破れた皮膚から体内に入ることで、

発熱をはじめとした様々な症状へと繋がります。

骨折とは違いますが、破傷風の怖さと似たものがあります。

非常に稀ですがその時感染した細菌が数年後、

身体の免疫力が下がった時に活発化し敗血症を起こして死に至ったケースもあります。

 

さて、今日の本題です

剥離(はくり)骨折裂離(れつり)骨折

なんだか似てるような言葉ですよね。

実は学校でも学んだ時期によってはほぼ同義語だったりしました。

現在でも同義にする解釈もみられますが、

今回は現在専門学校等で教えられている定義でお話ししたいと思います。

 

スポーツ選手などが剥離骨折した、なんて聞く事があると思います。

では、下の絵を見て皆さんは剥離骨折と裂離骨折どちらだと思いますか?

裂離Fr

 

 

 

 

 

 

言葉のニュアンスから多くの方が剥離骨折と思ったのではないでしょうか?

剥がされた、と剥離骨折の漢字が混じってるくらいですし。

ですが、この絵は裂離骨折のものです。

 

教科書による裂離骨折の定義は、

筋・腱・靭帯などの牽引(けんいん)力によって、その付着部の骨が引き裂かれて発生する骨折

となっています。

上記の絵はまさにけん引力によって骨が剥がされています。

かく言う私も学校で学ぶまでは、

上記の絵を見せられたら自信満々に剥離骨折と答えていました。

 

では、剥離骨折の定義はというと、

骨の衝突・摩擦により発生する骨折

となっています。

 

良い画像が用意できなかったのでこちらの絵で想像して頂きたいのですが、

剥離骨折

 

 

 

 

 

 

 

かなり飛躍してますがご容赦ください。。。

ぶつかる惑星同士が骨、

飛び散っている残骸が骨片(骨軟骨であることが多い)と思って見てくださいm(_ _)m

骨(惑星)同士が衝突・摩擦することによって多数の骨片(惑星残骸)がお互いの表面から剥離しています。

これが剥離骨折です。

 

ニュースなどでは裂離骨折と剥離骨折がまだまだ混同されていますが、

同義と考えられてきた経緯を考えると致し方ないかと思います。

もしニュースなどでアスリートが剥離骨折したなんて聞いたら、

もしかして裂離骨折の事かな?

と思いをはせてもらえれば幸いです。

 

亀有北口院 中尾

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