四十肩・五十肩について|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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四十肩・五十肩について

健康の話
2016.11.14

四十肩・五十肩は、症状の変化によって「急性期」と「慢性期」にわけられています。それぞれにどのような症状の違いがあるのかを解説していきます。必要な対策も異なるので、四十肩・五十肩に悩まされている方はしっかりと把握しておくとよいでしょう。

・激しい痛みが特徴的な「急性期」

四十肩・五十肩は、腕を動かしたときなどに突然激しい痛みを感じて発症するのが一般的です。急性期とは、このように肩と腕の痛みが強い時期のこと。炎症がひどい時期でもあります。

とくに急性期は、特に動かさなくても痛むことがあるほど、痛みに悩まされる時期と言えるでしょう。二の腕や手の先にまで痛みが伝わることや、しびれをともなうこともあります。

また、夜寝ているときに痛みが激しくなる「夜間痛」が特徴です。寝返りをうつだけでも痛むので、痛くて目が覚めてしまうケースもあります。

このような激しい痛みはほとんどの場合、数日で治まります。しかし、急性期の別名は「増悪期」といい、適切な処置をしないと痛みが続いてしまうおそれがあります。

急性期で重要なのは、安静にすることです。痛みが起こるような動きをしないように気をつけてください。この時期に無理をして肩を動かすと症状は悪化するばかりです。できれば重い物を持つことも控えましょう。

それから、急性期の痛みは炎症が原因の場合が多いので、冷やすと効果的です。保冷剤や氷を包んだタオルなどを使って、患部を冷やしましょう。冷やしても効果がみられないときには、あたためてください。

急性期のするどい痛みは、やがてにぶい痛みに変わり1~2か月ほどで慢性期にはいっていきます。

・痛みは治まってくるが腕が上がらない「慢性期」

慢性期になると、痛みはだいぶ治まってきます。安静にしていれば、痛みをほとんど感じなくなるでしょう。しかし、油断は禁物です。無理に動かしたり急に動いたりすると激しい痛みをぶり返す可能性があるので注意してください。

急性期に起きた炎症の影響により、筋肉は収縮して硬くなっています。そのため、関節を動かせる範囲が狭まり、腕を動かしにくくなる時期が慢性期なのです。四十肩や五十肩で腕が上がらないと感じるときは、慢性期である場合が多いでしょう。

とくに、腕を上げる動きや後ろに回す動作ができなくなります。これは、「肩関節拘縮」と呼ばれる運動障害です。着替えや洗髪がうまくできないなど、日常生活の動作に支障をきたすようになります。

慢性期にはいったら、肩の関節を適度に動かすようにしましょう。とはいえ、激しい運動や重い物を持つといった肩に負担となることは避けてください。痛みを感じるような動きは、まだ行ってはいけません。

必要なのは、痛みを感じない範囲で適度に肩を動かすことです。四十肩・五十肩に効果的な体操やストレッチを始めましょう。

肩関節拘縮が改善すると、少しずつ腕を動かせるようになってきます。症状がよくなっていくこの時期は「回復期」といい、とても大切な期間です。

慢性期は半年から1年ほど続くことが多いので、根気よく運動療法などを続けていきましょう。

このように、急性期と慢性期の症状は大きく異なるものです。治療も、症状が急速に進行する急性期と、症状が治まってくる慢性期にあわせて行っていきます。

実は四十肩・五十肩と症状が似ている病気がいくつかあります。腕が上がらない、肩が痛むからといって、安易に四十肩や五十肩と決めつけてしまうのは危険です。

・四十肩・五十肩と間違いやすい病気

中年になって肩にトラブルが起きると、四十肩や五十肩ではないかと考えてしまう方が多くいます。しかし、同じような症状があらわれる病気は数多くあるのです。

ここでは、その一例をご紹介しましょう。
・腱板炎

腱板炎は、外的な衝撃を受けて発症することが多いといわれています。肩まわりの筋肉が損傷する腱板炎は四十肩・五十肩と同じような痛みが生じるうえ、40代に多く見られるために四十肩とよく間違えられる病気です。

四十肩・五十肩との違いは、腕の拘縮の有無。拘縮とは、動きが制限された状態のことです。肩関節周辺の炎症が原因とされる四十肩・五十肩の場合には、腕を動かせる範囲が制限されます。しかし、腱板炎では腕の拘縮はほとんど見られません。また、他人に腕を動かしてもらった際に痛みをあまり感じないという特徴もあります。
・腱板断裂

腱板断裂の場合、四十肩・五十肩と同じように腕を上げおろすときの痛みや夜間痛が主な症状です。そして、五十肩と同様に50歳以上で多く発症するという特徴もあります。

腱板断裂とは、肩関節を構成する肩甲骨と上腕骨をつないでいる板状の腱(腱板)が切れた状態のこと。転倒時に手をついたときや重い荷物を持ち上げたときなどに発症するケースが多いといわれています。

腱板断裂を放置しておくと、腱板とその周辺の筋肉が痩せてしまったり、断裂が広がる可能性があるので注意が必要です。四十肩・五十肩と区別がつきにくいですが、MRIなどの検査で確認できます。手術が必要になる可能性もあるので、痛みが長引く場合には早めに検査を受けましょう。
・頚椎症

頸椎は、背骨の首の部分です。7つの骨と椎間板で構成されており、重い頭を支えています。しかし、加齢にともない椎間板の弾力が失われ、頸椎が変形してしまうことがあるのです。この状態を頚椎症と言います。

頸椎の中には脊髄(せきずい)などの神経組織が通っているため、頸椎の変形により神経が傷んで障害を起こすというわけです。症状は、頸椎の異常が生じた場所によって異なります。

肩や手につながっている神経が傷むと「頚椎症性神経根症」となり、首の付け根や肩甲骨に痛みが生じます。上を向いたときに痛みやしびれを感じるのが四十肩・五十肩との大きな違いです。

一方、脊髄神経が傷ついて手足の先にしびれが出るのが、「頚椎症性脊髄」症です。両方の手足に症状が出ることが多く、進行すると手先を使った細かな作業が困難になります。四十肩・五十肩にはない歩行障害があらわれるケースも見られます。
・変形性肩関節症

肩甲骨と上腕骨は、クッションの働きをする軟骨に表面を覆われています。しかし、この軟骨がすり減ってくると、肩を動かすたびに関節に負担がかかり炎症が起こり、さらには骨が変形していきます。このように、変形性肩関節症とは肩関節の軟骨が変性し破壊されている状態のこと。

加齢だけでなく、肩に負担がかかる動作も原因となります。四十肩・五十肩と同じように肩を動かしたときの痛みや可動域の制限がありますが、軟骨がすり減っているため肩を動かす際にゴリゴリとした音がするのが特徴です。

このほか、リウマチや心筋梗塞、肺の腫瘍といった重大な病気が原因で肩の痛みなどが起きている可能性もあるので十分に注意してください。「腕を上げられない」「肩が痛む」といった理由だけで、決して四十肩や五十肩と決めつけないようにしましょう。

金町院 中山

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