戦国時代の名医:曲直瀬道三|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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戦国時代の名医:曲直瀬道三

Let‘s整骨院
2016.11.22

11/10にLet’s整骨院に配属になりました、齊藤幸夫と申します。よろしくお願いいたします。

 

私は歴史モノが結構好きで、興味を引かれたものはとりあえず調べてみよう!という性分なのですが、今年の初め頃にNHKの歴史秘話ヒストリアで紹介された日本の戦国時代の医師、曲直瀬道三(まなせどうさん)にとても興味を引かれたのでした。

 

曲直瀬道三像(杏雨書屋蔵)NHKの番組では戦国武将の毛利元就が中風(脳血管疾患の後遺症)に悩んでいるところを中風七穴という七つのツボに対してお灸をし、治療した話の再現ドラマが描かれていました。

また、将軍・足利義輝、織田信長、豊臣秀吉に徳川家康、更には皇室にも出入りを許され、正親町天皇を診察した記録も残っているのです。

そればかりでなく一般庶民も普通に診察し、啓迪院という医学校を創建して門下生800人余りを育て、数多くの重要な文献も残している、本当に凄いスーパードクターなのです。

 

この残された文献のうち、私が興味を持ったのが、毛利輝元に贈ったとされている「養生俳諧」という書物です。

 

 

養生俳諧 毛利博物館所蔵

「養生」というのはわかりやすく言えば健康管理のことですね。そして「俳諧」ですから、5・7・5・7・7で書かれており、難易度も古文のわりには低いのです。ということで、早速いくつか紹介したいと思います。

 

 

<3・井華水(せいかすい)>
先掬ぶ 暁わくや つゝ井づの
井づゝの水ハ 薬ぞとなる

まずむすぶ  あかつきわくや つついづの
いづつのみずは くすりぞとなる

 

「掬ぶ」ですが手で掬った水との事です。そして暁=早朝ですね。これは簡単です。「暁わくや」ですから早朝に湧く。つまり、朝一番に汲む井戸水という解釈になります。
よって、起き抜けに飲む一杯の水は健康に良い薬となるのですよ。と教えているわけです。

 

「人間は寝ている間にコップ1杯の汗をかく」とも言われていますから、寝起きに水分補給することは理にかなっていて充分に現代でも通用する事ですね。むしろこのような事を戦国時代から提唱していた事はさすがだと思います。

 

次は食べ物についてです。

 

<6・保胃(ほい)>
食ハ只 よくやハらげて あたゝかに
たらハぬ程ハ 薬にもます

しょくはただ よくやわらげて あたたかに
たらわぬほどは くすりにもます

 

食べ物は温めて軟らかい消化のよいものを心掛け、足りないぐらいの量の食事は薬以上ですよ。という句です。
冷たいものや消化の悪いものは、やはり内臓に負担を掛けてしまいますし、暴飲暴食も良くないですよね。もし「最近、胃腸の調子が良くないな」と思ったら、温かく消化のよいものを摂るように心掛けると良いと思います。

 

ということで、今回は初回ですので養生の基本中の基本である飲食に関する句を取り上げてみました。

 

このように今から400年以上昔の書物からも健康管理について知ることができ、その内容が現代でも充分通用する内容が多々有ることにとても驚いたのでした。今後も折をみて紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

Let’s整骨院 齊藤幸夫

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