飲み過ぎても・・・|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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飲み過ぎても・・・

健康の話
2017.05.12

こんにちは。

西川の尾﨑です。

 

今回の話は飲み過ぎても吐いたら大丈夫!?です。

 

飲み過ぎた後で吐けば深酒しても二日酔いにはならないと誤解していませんか?

実はこの行為はかなり危険です!

二日酔いよりももっと厄介な逆流性食道炎になる人が多発しています。

血を吐いた場合にはさらに重度なマロリーワイス症候群の危険性もあります。

その仕組みをご紹介します。

 

飲み過ぎると吐いてしまうのはなぜか?

誰しも飲酒後に吐き気や嘔吐した経験はありませんか?

嘔吐するのはアルコールのせいではないんです!

お酒のエタノールは消化管から吸収されて、肝臓で分解されるとアセトアルデヒドに変化します。

このアセトアルデヒドの作用に嘔吐中枢の刺激があります。

飲酒後すぐに吐き気や嘔吐が起こらないのはこのためです。

 

食道は飲酒の害を二度受ける!

飲酒の直接的な害は感覚的に胃から起きると思われがちですが、その前の食道にも害は起きているのです。

アルコール度数が高いと食道粘膜や胃の粘膜に障害が起きます。

胃の場合は一旦お酒が通過してしまえば、あとは粘膜の修復が始まりますが、食道には別の試練が待っています。嘔吐による食道粘膜のWの障害です。

 

食道は胃液で溶けるんです!

嘔吐した場合、食道を通るのはアルコールだけではありません。胃の中の消化液も通ります。

食道は胃のようには大量の粘液で保護されているわけではありません。通常、食道を通る唾液にはタンパク質を溶かす作用はありませんが、胃液の中の消化酵素には、タンパク質を溶かす作用があります。

つまり、嘔吐した時の消化液で、食道粘膜は少し溶けてしまうのです。結果として一過性の逆流性食道炎となります。これを軽くするには粘膜に付着した消化液を洗い流すことです。とりあえず水を飲むことです。これには酔い覚ましの効果もあります。

 

暴飲暴食後に血を吐いたら要注意!

飲酒後の嘔吐は経験則から大丈夫と思いがちですが、もし嘔吐物に血が特に鮮やかな血液が混じった場合は要注意です。食道下部からの出血の可能性があるからです。

出血の程度の差はもちろんありますが、暴飲や暴食後の嘔吐時の食道からの出血にはマロリーワイス症候群という立派な病名がついています。最悪の場合、食道が裂けてしまうという恐ろしい病気です。

嘔吐物に血が混じり、その上に繰り返して血が混じる場合は出血の部位を確認することが必要になります。

これには検査と治療の観点から内視鏡検査が必要になります。

もしこうなった場合、救急車を手配して緊急内視鏡可能な施設を探してもらいましょう。

 

一気飲みはご法度!ゆっくり楽しく飲みましょう!

飲酒後の嘔吐を避けるには血中での急激なアセトアルデヒド上昇を避けることです。

そのためにも、一気飲みは最初の乾杯だけにして、その後はゆっくりと自分のペースで飲みましょう。

ゆっくり飲めば結果的に嘔吐だけでなく二日酔いの予防にもつながります。

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