骨折あれこれ ~上腕骨外科頸骨折~|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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骨折あれこれ ~上腕骨外科頸骨折~

亀有北口本院
2017.05.28

こんにちは!

本日は『上腕骨外科頸骨折』についてお話します。

この骨折は高齢者の4大骨折の1つと言われており、

転倒して手をついた際に好発するといわれています。

 

上腕骨とは、いわゆる二の腕の骨を指します。

二の腕の骨の外科頸の骨折、となるわけですが、

外科頸とはなんぞ??となりますよね。

そもそも骨なのに頸(くび)ってどういうこと??

 

解剖学では、骨が発達成長していく過程でくびれるような場所をその骨の頸部と表現します。

骨の先っちょが頭でその下が頸のように見えますよね!

上腕骨でいうと上腕骨頸部、大腿骨なら大腿骨頸部となります。

そして、頭のような場所はそのまま骨の頭、骨頭と表現します。

意外と見たまんまの名称がついていて面白くないですか!?

 

そして、上腕骨や大腿骨など骨折の起きやすい骨には、

頸がふたつ存在します。

それが解剖頸と外科頸です。

解剖頸とは、最初にお話しした通り発達成長の過程でくびれる場所を指します。

対して外科頸とは、力学的に最も脆弱な部分な為骨折を起こしやすく、外科医がよく処置をする部分を指してます。

 

同じ頸でも、発生学的にくびれた場所と力学的脆弱な場所と2つの言い方があることが面白いですね。

 

これまでの話をまとめますと、

上腕骨外科頸骨折は、

二の腕の骨の、力学的に弱くて折れやすい場所の、骨折、と言えます。

(上腕骨)     ( 外科頸 )     (骨折)

 

さらに、上腕骨外科頸骨折は折れ方によって『外転型』と『内転型』に分けられます。

良く起きやすいのは外転型と言われています。

 

思ったよりポッキリ折れていて驚きますよね。

折れた直後から血腫は著明で、見た目はまるで肩を脱臼した様にも見えるといわれています。

 

そして、気を付けなければいけないのは合併症です。

この上腕骨外科頸骨折では、

・血管損傷として、腋窩動脈

・神経損傷として、腋窩神経

が損傷を受けることが多いといわれています。

 

腋窩動脈は腕へ血液を送る大元の血管ですので、ここが損傷を受けると二の腕から先の血流が絶たれてしまいます。

腋窩神経は主に肩を横に挙げる筋肉を支配しているので、腋窩神経が損傷を受けると肩を横に挙げることが出来なくなります。

 

固定期間は4~6週間と言われていますが、高齢者の場合はもう少し早く固定を外してリハビリを始めることが多いです。

早期にリハビリを始めることで肩関節の拘縮(筋肉が固まり関節の動きが制限されている状態)の緩和予防が期待できます。

強い拘縮も、根気よく治療を続ければ関節の動きはある程度まで回復することが多いです。

お困り際はご相談くださいね!

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