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「わかってるよな‼」「(何が…?)」

亀有南口分院
2018.05.26

「指導者の指導と選手の受け取り方に乖離があった」

 

連日、ニュースやワイドショーで取り上げられています。

 

この大学側の説明を聞いたとき

『異文化コミュニケーション』と『コンテクスト』

という言葉が頭に浮かびました。

 

 

指導者と選手とのコミュニケーション不足が原因との説明がありましたが

指導者が

「(こう言えばわかるだろう…)」

選手が

「(口に出していないがこういう意味だろう…)」

とういうやり取りの結果

お互いの解釈に大きな違いが生じて

大騒ぎになっているのだから

ましてや外国の方にとって日本語の意味するところを

すべて理解するのは難しいだろう

と、改めて思いました。

 

去年から世間を騒がしてる事件で頻繁に出てきた

『忖度』もそうかもしれません。

 

でわ、日本語のどこが難しいのでしょう。

 

 

 

 

アメリカの社会学者であるエドワード・T・ホールは

文化と言語において世界には

2つのコミュニケーションパターン

があると説いています。

 

ひとつは『高コンテクスト文化』です。

人間関係や社会習慣など

言語メッセージ以外に依存する傾向が強いタイプの

コミュニケーションを指します。

実際に言葉として表現された内容よりも

わざわざ言葉にしなくても相手に理解される内容の方が

豊かなコミュニケーションです。

日本語がその最も極端な例とされています。

非言語メッセージに頼るコミュニケーション方法を取ることから

「察しの文化」などとも表現されます。

言葉(コンテンツ)より文脈(コンテクスト)を

重視する高コンテクスト文化(低コンテンツ文化)では

会話の中でコミュニケーションと理解が行われるので

聞き手の責任が大きいといえます。

 

もうひとつは『低コンテクスト文化』です。

こちらは言語が緻密性を持ち

言語以外のものに依存しない傾向が強いタイプの

コミュニケーションです。

言葉に表現された内容のみが情報としての意味を持ち

言葉にしていない内容は伝わらないと考えられる

コミュニケーションです。

最も極端な例としてドイツ語が挙げられます。

何事も言葉にしないとわかりあえない

「言葉の文化」といわれます。

文脈より言葉を重要視する

低コンテクスト文化(高コンテンツ文化)では

説明責任が重視されるので話し手の責任が大きいといえます。

 

 

欧米のように多様なバックグラウンドを持つ人が集まる場所では

相手がどのような人間か推察するのは困難です。

そのため、誰にでも認識できて確実な内容をもって

コミュニケーションをする必要があります。

 

それに対して

比較的画一的な背景を持つ人によって構成される文化では

わざわざ言葉で説明しなくても推察することが容易で

かえって説明のしすぎは疎まれることがあります。

雰囲気や空気を感じ取って

和をもって良しとするのが美徳であり

コミュニケーションもそれに依ることとなります。

アジアや中東は比較的この傾向が強いといわれてます。

 

 

海外に赴任することも普通な時代になってきました。

国内では海外からの観光客は年々増加し

身近に外国の方は観光客に限らず増えてきています。

 

自分にとってよく知らない相手と接するとき

コンテクストの濃淡をコントロールしたコミュニケーションを

心がけるといいかもしれません。

 

「(空気読めねぇな…)」

「(ちょっと直接的すぎて引いちゃったかな…)」

 

外国の方に限らず日本人相手でも

こんな風に思ったときは

相手のコンテクストに合わせて話題や話し方を変えることで

相手も自分も気分よくコミュニケーションが取れる事でしょう。

 

 

 

 

南口院 いたばし

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