怪我の多い秋|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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怪我の多い秋

金町院
2018.10.29

秋になると、運動をする機会が増えけが人が増えてきます、そんな時には湿潤療法がおすすめです。

湿潤療法「少し湿った状態で治す」

傷の手当てといえば、ひと昔前は、傷口を消毒してガーゼなどをあてて、乾かして治すのが一般的だった。ところが最近では、傷口を乾かさずに治す「湿潤療法」がスタンダードになっている。

ケガをすると、まず出血が起こって傷口でかたまり、浸出液と呼ばれる体液がしみ出す。そして、皮膚や傷痕をつくる細胞が働いて、傷が治っていく。浸出液や血液が乾燥して固まったのが、かさぶただ。

浸出液には、傷を治すために必要な成分がたくさん含まれている。ところが、乾燥すると機能が十分に発揮出来ず、傷の治りが遅くなるという。そこで出てくるのが湿潤療法だ。かさぶたを作るよりも早く、きれいに治せる。

消毒不要、水で洗って乾かさない

家庭で湿潤療法を行うには、まず傷口を水道水でよく洗う。その後、傷口が乾かないように、ハイドロコロイド素材の「家庭用創傷パッド」(傷パッド)などで覆えばOKだ。

傷パッドは、浸出液を吸収するとゲル化して、傷口にふたをする。傷口の乾燥を防ぐことで浸出液を保ち、治癒を促す仕組みだ。傷口を消毒する必要はない。消毒薬はばい菌を殺すが、健康な皮膚の細胞も傷つけてしまうという。

傷パッドが手元にない場合は、傷口にワセリンを塗って、くっつかないガーゼ(表面がシリコンメッシュなどでコーティングされている非固着性ガーゼ)などで覆うことで乾燥を防ぎ、治癒を促す方法もある。

全体がハイドロコロイド素材のものや、防水フィルムの中央部分にだけハイドロコロイド素材のパッドが付いているものなど、様々な形のものがある。店頭では表示をよく見て、傷の大きさにあったものを選ぶとよい。

湿潤療法、挫折しそうになった時のポイント

こうして見ると非常に簡単な「湿潤療法」だが、家庭で取り組もうとして、つまずいた経験はないだろうか。市販の家庭用創傷パッドの注意書きを読むと、実にたくさんの「禁止事項」が書かれている。

例えば、「感染している傷には使用しない」「かさぶたには使用しない」「3歳未満には使用しない」「切って使用してはいけない」などだ。また、薬局で「4~5日貼りっぱなしでよい」などの案内を受けることもある。一体、どんな時に使ってよくて、どんな時ならダメなのだろうか。

▼感染のある傷とは?「じくじく」は化膿?

傷口に細菌が感染すると化膿(かのう)が起こる。痛みが出て、はれたり、赤くなったり、局所的に熱を帯びたように感じたりする症状が現れる。39度を超える発熱が起こる場合もあるという。こうした場合は、自己判断で傷パッドを貼らずに医療機関を受診したほうがよい。

一方、同じように傷口が「じくじく」して見えても、感染を示す症状がない場合もある。これは、パッドの材料であるハイドロコロイド素材が水分を吸ってとけて傷口に残っている可能性が高い。水道水でよく洗い、新しい傷パッドに貼り替える。

 

▼できてしまったかさぶたのケアは?

かさぶたに傷パッドをはると、はがすときに一緒にはがれて傷を深くする恐れがある。また、かさぶたの下にばい菌を閉じ込めている場合もあるため、かさぶたへの使用を禁止している製品は多い。

ただ、かさぶたは、浸出液が乾燥してかたまったものだ。水溶性のため、ハイドロコロイド素材のパッドで密封すると溶けてなくなることもある。傷が乾いてしまったからといって諦めず、医師に相談してみるとよい。

▼2歳以下の子どもには使えない?

傷パッドの注意書きには、よく「3歳未満(2歳以下)に使わないように」とある。メーカーによると、「子どもの肌は大人より薄いため理論的に使用を避けた方がよい」ためだという。はがす際に肌を傷つける恐れもある。

ただ、医療現場では医師の裁量の下で、子どもにもハイドロコロイド素材のパッドが使われるケースもある。まずは医師に相談し、傷や肌の状態にあった適切な方法をあおぐとよいだろう。

▼張りっぱなしでよい?

傷パッドは、できれば1日1回は貼り替えて傷の様子を確認したい。浸出液が多くてパッドから漏れてしまう場合も、貼り替える。

浸出液は、傷口にとっては必要な成分だ。だが、健康な皮膚に付着したままになると、皮膚が軟化して、細菌などに感染するリスクが高まる。また、あせもなどのトラブルにもつながる。

▼切ってはいけない?

製品によっては、切って使うと、側面から余分な水分を吸収する恐れがあるため、切って使わないようにうたう製品もある。一方で、ロール状になっていて、切って使えるハイドロコロイド製品もあるので、傷の大きさに合わせて選択するとよい。

 

傷の大小にかかわらず「不安なら受診を」

化膿している場合以外にも受診したほうがいい場合がある。傷が深い、開いている、洗っても砂やどろなどで汚れている(傷口に異物が残っている)、血が止まらない、動物にかまれた場合などだ。

医療機関では、感染があれば抗菌薬の飲み薬などが処方される。傷の治りを早くする外用薬が処方されることもある。また、適切なホームケアの指導をうけることができる。

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