砂糖をとりすぎると・・・
- 健康の話
- 2016.01.15
こんにちは。おぐらです。
ふと甘いものが食べたくなることはありませんか? 今回は砂糖を大量に摂取した後に起きる体の変化をご紹介します。
■食べてから0~15分後
砂糖と細菌が口のなかで混ざり合い、酸がつくられます。これが、歯のエナメル質を痛めます。
■食べてから15~30分後
摂取された砂糖が胃を通過し、小腸に届きます。そして血流に分解、吸収されます。さらに膵臓からインスリンが分泌され、エネルギーに変換されます。これは、その後全身の筋細胞に運ばれます。しかし血液中に糖質がたくさんあると、余分な糖質は肝臓に運ばれ、脂肪として蓄えられます。
この間、体は大幅な糖とエネルギーの上昇をストレスの結果としてとらえ、コルチゾールとエピネフリンを放出します。これらのホルモンは、心拍数や血圧を上昇させます。
■食べてから30~45分後
脳内のドーパミンが分泌されます。そして次に、シュガークラッシュが起きます。これはインスリンとストレスホルモンが分泌され、血糖値の劇的な低下を引き起こします。血糖値の低下によって、頭痛が起きる場合もあります。
これに応じて、ストレスホルモンが血糖値を安定させようとし、肝臓が働きます。このプロセスのなかのどこかでは、糖分が胃や腸に残り、痛みを感じたり、不快感や鼓腸を起こしたりします。
■食べてから45分を過ぎると?
上下するホルモン値が、免疫系に避けられない悪影響を与えます。一時的に有害な影響に対応することができなくなります。
これはすべて、どれだけの量の砂糖をとったか、そしてあなたの代謝によって左右されます。しかし場合によっては、砂糖の大量摂取後、最高5時間免疫系が抑制されます。
キャンディーやチョコレート、アイスクリームなどには砂糖が含まれています。これらはひとりでも食べやすいサイズで売られているため、小腹がすいたときについつい食べてしまいますよね。
しかしイギリスの国民保健サービスは、砂糖を加えられた食品からの摂取量を1日のカロリー摂取量の5%未満に抑えるのが望ましいとしています。すると、チョコレートや甘いお菓子、砂糖入り飲料などからの推奨摂取量は、30グラム未満となります。
たとえばコーラの330ミリリットル缶には、35グラムの砂糖が入っています。また51グラムのチョコバー「マーズバー」には、30.5グラムの砂糖が含まれているそうです。
ということは注意して食べないと、すぐに1日分の摂取量を超えてしまうことになります。家でテレビを見ているとき、パソコンを使っているとき、なんとなくお菓子をつまんでしまう、炭酸飲料やジュースを飲んでしまう人は、生活習慣をもう一度見なおしてみるのはいかがでしょうか。