東洋医学part6
- 健康の話
- 2016.01.29
こんにちは!!西川のわたなべです。
今日は東洋医学の第6弾(笑)
気が不足すると病気になりやすいをお送りします!!
『病は気から』聞いたことがあるフレーズですよね(^_^;)ではなぜそのように言われるのかお伝えできればと思います。
元気の不足:元気が不足→活動力低下→疲れやすい=病気になりやすい!!
気の元になる後天の精が作られる脾と胃の動きを調整することで、
元気を回復させることが出来ます。
宗気の不足:「気めぐれば血めぐる」といいます。
宗気がめぐらないと、血が運行しなくなります。
宗気には清気が必要なので、しっかり呼吸して外の空気を
取り込まないといけません。正しく呼吸すれば、十分な宗気が
体内をめぐり、血もめぐります。
様々な健康法で呼吸が重要視されているのはこのためです。
営気の不足:全身に十分な栄養が行き渡らなくなります。
営気が足りないと血がめぐりません。
衛気の不足:昼間は皮膚に分布し、外邪(邪気)から全身を保護しています。
しかし、眠ると体の中に戻ってしまうため、体表面は無防備になり、
就寝中に布団を掛けるのは衛気の代わりに体を守る為だと言われています。
布団を掛けずに眠ると外邪に侵入されます。
以上のように気が不足すると様々な症状が出ると考えられます。
それではこれから気の作用についてお話させて頂きます。
気には5つの作用があります。気が不足して、どれか1つでもうまく作用しないと、体の調子は悪くなります。
では作用の1つめ!!
推動作用:押し動かす作用のことです。
成長、臓腑や組織の活動、血や津液の運行は全て推動によります。
気が減り推動作用が弱くなると、成長や発育が遅れたり、組織が
うまく機能しなくなったり、血や津液がめぐらず停滞します。
温喣作用:温める作用です。
体温を維持出来るのは温喣作用のおかげです。
うまく機能しなくなると、異常な寒さを感じたり、手足が冷える
など、冷えの症状があらわれます。
空腹時にひときわ寒さを感じるのは気が足りなくなるためです。
防御作用:外邪の侵入を防ぎます。
侵入されたときには、衛気が外邪と闘い外へ追い出します。
固摂作用:固摂は体液が漏れ出るのを抑えることです。
血液が血管から出ないように調節します。また、汗や尿、
精液のコントロールをします。
気化作用:精から気に、血から精というように、精・気・津液・血
のあいだの移り変わりを気化と呼びます。
また、尿や汗をつくり、排泄する機能も気化といいます。
どちらの気化にも気が関わってきます。
ということで今回は駆け足でここまで(笑)
前半は前回の話の続きでした。
後半は今回の気の作用が病気になりやすい理由でしたが・・・
要するに!!
推動→押し動かす
温喣→温める
防御→外邪を防ぐ
固摂→漏らさない
気化→要素が移り変わる
これだけ覚えて頂ければ幸いです(笑)
ということで今度は血と津液についてのお話になります。
それではまたの機会にm(_ _)m