ファスティング
- 亀有北口本院
- 2016.04.10
こんにちは、先週から本院配属になりました中尾です。
よろしくお願いします。
皆さんは『ファスティング』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ファスティングとはとっても簡単に言うと
『プチ断食』です。
以前、知り合いのインストラクターさんのファスティング講習を受けてきました。
非常に面白かったのでこの場をお借りして、
『ファスティング素人』の目線から
ファスティングについてお話ししたいと思います。
講習で聞いたファスティングの効用は、
①デトックス(体内の解毒・浄化)を出来る!
②ダイエットに繋がる!
③内臓をリセット(体質改善)できる!
というものでした。
上記の効用①~③を知るうえでまず知っておきたいことが2つ。
それは、
A)身体の中で行われてる5つのプロセス
B)現代人を取り巻く環境
です。
A)身体の中で行われている5つのプロセスとは
消化→吸収→運搬→代謝→排泄
になります。
それぞれを簡単に説明すると
消化
飲食したものが主に胃で分解される
吸収
胃で消化されたものが腸に運ばれ必要な栄養が吸収される
運搬
腸で吸収された栄養が各器官へ運ばれる
代謝
各器官に運ばれた栄養が必要なものに代わる
排泄
代謝によって不要になったものや腸にて吸収されなかったものや有害物が体外へ排出される
となります。
さてここでみなさんに質問です。
上記の5つのプロセスのうち一番エネルギーが使われるプロセスはなんだと思いますか?
それは、消化です。
さらに質問です。
5つのプロセスに使われるエネルギーが100%とすると
一体何%のエネルギーが消化の過程に割り当てられているでしょうか?
実になんと80%だそうです。
つまり、身体にとって消化作業とはかなりの負担。
この80%という数字が非常に大きな意味を持つので覚えておいてくださいね!
そして、
B)現代人を取り巻く環境
・食の欧米化による高たんぱく・高脂肪性の食事
・不規則な生活リズム
・合成着色料を初めとする食品添加物
・農薬
・環境汚染
・人工的な生成食品(精製白糖・マーガリン・食塩等)
等が挙げられます。
・・・皆さんも思いましたよね?
僕も思いました。
これらを全て排除して生活するのは、
正直不可能に近いです!
ですがまた、上記の様な有害物が体に蓄積された結果、
様々な身体の不調が報告されているのも事実ではありますので、
この環境といかに上手く渡り合っていくかが我々現代人の課題です。
そして、飲食による有害物は
脂肪に溜まりやすい(かなり重要)
のだそうです。
この、
A)5つのプロセスと
B)現代人を取り巻く環境
がファスティングを深く理解するうえで重要です。
これを踏まえたうえで、
先ほど述べた効用①~③について一緒に考えていきましょう。
①デトックス
食べない
↓
有害物が入ってこない
糖質(エネルギー)確保のために脂肪が分解される
↓
有害物の排泄比が増える
脂肪が分解されることで
蓄積されている有害物質も血中に出て排泄される
↓
デトックス!
②ダイエット
デトックスの過程において脂肪が分解される
↓
ダイエット!
③内臓リセット
食べない
↓
消化のプロセスが起きない
↓
消化に割かれていた80%のエネルギーが
代謝に使われる!
↓
代謝によって各器官の修復が行われる
↓
リセット!
大雑把に言うとこういう事だそうです。
実際のファスティング中に発生する順番は、
半日~一日→内臓リセット
一日~二日→ダイエット
三日以上 →デトックス
とのことでした。
さて、ファスティングについて素人目線でお話させて頂きました。
次回は自分の三日ファスティング体験談をお伝えしたいと思います。
また、ファスティングと断食の違いについては、
ネットで検索すれば詳しい説明(思想的なもの等)がいくつもありますので
そちらを参照してもらえればと思います。