そばとうどん
- オレンジ堂整骨院・鍼灸院
- 2016.07.06
こんにちは。7月にはいりましてこれから暑さとの闘いが始まりますね。
なんでも今年は猛暑の予想とか。あーやだやだ。
そんな日は食事がうどんや蕎麦ばかりになっていきます。
まぁ、わたくしその日の気分で「蕎麦」なり「うどん」なりを決断してますが(;^ω^)
では、栄養学的には蕎麦とうどん、どちらを選ぶのがベストなのでしょう。
■実はうどんのほうが低カロリー
なんとなく蕎麦がヘルシーそうなイメージがありますが、カロリーから判断すると、
そば:100g あたり114kcal /1人前 1束茹であがり時260gとして、296kcal
うどん:105kcal 100g/1玉230gとして、 242kcal
と、実は蕎麦よりもうどんの方が低カロリー。
もともとの「粉」の状態では、蕎麦もうどんもそれほどカロリーに違いはありません。けれども、うどんの方が水分の含有量が多いため、ゆであがりの重量に対して粉の量が少なくなり、結果的にうどんの方がカロリーが低くなるのです。
単純に低カロリーを求めるならばうどんの方に分がある、ということになります。
■栄養素なら蕎麦
けれども、他の栄養素は蕎麦に軍配が上がります。
蕎麦には、ポリフェノールの一種であるルチンや必須アミノ酸のリジン、ビタミンB1やB2などが含まれています。夏場に食べる冷たい蕎麦は絶品ですが、そばはアミノ酸スコアが高いことでも知られています。夏バテの疲労回復には、蕎麦がとても効果的であるといえます。
蕎麦といえば江戸の名物ですが、江戸の街に広まった原因のひとつに、蕎麦に含まれるビタミンB1が一役買っているとの説も。
当時の江戸では、ビタミンB1不足からくる「脚気」が「江戸わずらい」として流行していました。
蕎麦を食べることでビタミンB1が補給され、脚気流行の収束に役立ったのではないかともいわれています。
■うどんと蕎麦、消化が良いのは?
このように栄養価の点では、蕎麦はいいことずくめ。ただ、蕎麦はうどんよりも食物繊維が多く、胃の中にいる時間が長いため、太りにくいと言われてますが、その分消化は悪いです。風邪などで弱っているときや、運動前に一気にエネルギーチャージしたいときには、消化に良い「うどん」がオススメですよ。
基本的にはそのときどちらを食べたいかが“体が欲しているもの”ですが、カロリーや即効パワーチャージならうどん、
ビタミン類などを気にするなら蕎麦を選ぶと良さそうです。
オレンジ堂 横山