ミネラル
- 健康の話
- 2016.07.21
いよいよ夏本番を目の前にしていかがお過ごしでしょうか。
よく世間では夏場の飲み物を補給する際にビタミンや塩分とともに”ミネラル”も一緒に取ろうなんて言われます。
しかしながらそんなミネラルってどんなものなのかというと意外に知られていないのが現状なんではないでしょうか。
というわけで今回のテーマはそんなミネラルをざっと紹介していきたいと思います。
ミネラルとは
ミネラル(mineral)は、一般的な有機物に含まれる炭素・水素・窒素・酸素以外の必須元素であり無機質、灰分(かいぶん)などともいわれます。
そして糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えらています。
私たちの身体は、40種類以上の元素(物質の基本単位)が組み合わさってできているそうです。その内訳は、炭素、水素、酸素、窒素の4元素が約96%を占めています。
残りの約4%の元素のことをまとめて「ミネラル(無機質)」と呼んでいるようです。地球上に存在する118種類の元素のうち、114種がミネラルだそうです。
ミネラルはビタミンと同様に、ごく少量でも身体の機能を維持したり、調節したりする働きを持つ生体にとって欠かせない元素だそうです。
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5つは、五大栄養素といわれています。ビタミンは元素が組み合わさった有機化合物ですが、ミネラルは元素そのものになります。中学、高校で習った元素記号を思い出しますね。
ちなみに、ミネラル(mineral)という名前は、鉱石、鉱山などを表すmineと金属を表すmetalという言葉からきているそうです。
日本では13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められており、生物の種類や性別、成長段階によって必要な種類や量は異なります。
すべて適度な量を摂る事が良く、欠乏症だけでなく過剰摂取も病気の原因となります。
またミネラルは人の体内で作ることは出来ないため、毎日の食事からとる必要があるとのことです。
ミネラルは114種存在していますが、そのうちの約70種が人間にとって重要な価値があるものだといわれています。そのなかでも特に、人間が生きるうえで不可欠なミネラルが16種類あり、必須ミネラルと呼ばれています。これが不足すると、欠乏症が発生するそうです。以下が、その16種です。
1,カルシウム 2,リン 3,カリウム 4,硫黄 5,塩素 6,ナトリウム 7,マグネシウム 8,亜鉛
9,クロム 10,コバルト 11,セレン 12,鉄 13,銅 14,マンガン 15,モリブデン 16,ヨウ素
(続く)
南千住院 後藤