ゴーヤは体に良い!けど食べ過ぎると・・・
- 亀有北口本院
- 2016.08.07
こんにちは 北口本院の千田です。
今日は夏の定番野菜「ゴーヤ」について書きたいと思います。
苦味がおいしくて、栄養素が豊富なゴーヤですが、
実は食べ過ぎると身体に悪影響を及ぼすこともあるようです。
・ゴーヤの食べ過ぎには注意!
ゴーヤは、ニガウリとも言って、
その苦味が特徴的な南方の野菜です。
水分も多く、体を冷やす効果があることから、
沖縄などあたたかい気候で暮らす人にはうってつけの食材になっています。
独特の苦味とさっぱり感で、ゴーヤが大好物!という人も多いと思います。
栄養価も高いので、あまり体に悪いイメージはありませんが、ゴーヤの食べ過ぎは良くないのでしょうか?
◆ゴーヤの苦味は実は毒!?
食べると苦い、辛い、酸っぱい、えぐいなど体に刺激を与える食材は、食べ過ぎると毒となります。
もともとその刺激のもとは、毒を含んでいるからです。
もちろん、ゴーヤの苦味成分も毒になり、人によっては食べ過ぎることで、胃痛や腹痛、下痢を起こすと言われています。
一方で、毒というのは、少量であれば体調を良くする働きが現れます。(良薬口に苦し、と言いますよね)
◆胃に良い”毒”の正体は?
ゴーヤの苦味成分(毒)は「胃に良い」と言われます。
「胃に良い」というのは、2通りがあります。
(1)胃の働きを活発にして消化液を出し、食べ過ぎによる胃もたれなどを緩和する。
(2)ストレスなどで傷ついた胃粘膜を保護、補修するプロテクト効果を狙う。
ゴーヤは(1)の効果があり、
胃酸が活発に出て消化を助けます。
一方で、胃酸の出過ぎは胃粘膜を攻撃し、胃痛を引き起こします。
◆摂取量の目安は?
多くの食材に、1日の摂取目安量が存在しますが、ゴーヤには推奨されている摂取量がありません。それどころか、栄養価が高い!夏バテに最適!など、良い面ばかりが取り上げられるため、食べ過ぎてしまう人も多いです。
そのため
「ゴーヤの摂取量は適量で」
ということになるのですが、
その適量というのは決まったものではありません。
毒の許容量に差があるため、
あくまで食べる人の体調によって違ってきます。
ゴーヤをたくさん食べて、体に不調を感じるようならそれは”食べ過ぎ”です。
自分の体の声をしっかり聞いて、”食べ過ぎ”ないようにしてください!
◆それでもたくさん食べたい!
なるべく体に負担をかけず、ゴーヤをたくさん食べたい貴方へ。
ゴーヤを食べる時は、3ミリ以下に薄く切って、しばらく水につけて苦味をできるだけ抜きましょう。
そして、食べる前に牛乳を飲んでおけば、胃粘膜の保護ができます。
でも、あの苦味がおいしんですよね。個人的には、苦味を抜くくらいなら、食べる量を抑えるのがいいと思います。
・ゴーヤの栄養素はたくさん
ゴーヤは非常に栄養価の高い食材です!
食べ過ぎはよくありませんが、
適量であれば、とっても健康にいいんです♪
◆ビタミンC
レモンの約2~4倍!
トマトの約3~5倍!
ゴーヤはビタミンCがたっぷり!
しかも、このビタミンCは野菜の中で唯一、加熱に強いという特性を持っています。
ゴーヤチャンプルーに料理しても、その栄養素がほとんど壊れないとして大変注目されている食材なんです。
◆食物繊維
→セロリの約30倍!
食物繊維の1つで「モモルディシン」という成分が多く含まれています。
腸内環境を整えるなど食物繊維ならではの効果のほかに、コレステロール値を低下させる効果もあります。
◆カルシウム
→牛乳の約14倍!
野菜にこんなに多くのカルシウムが含まれているなんて驚きですよね?
骨を丈夫にする、といった当たり前の効果の他にも、老化防止・免疫力向上などの効果もあるんですよ~。
◆鉄分
→ほうれん草の約2.3倍!
貧血の予防にもなります。
◆栄養が最も高くなる「乾燥ゴーヤ」
ゴーヤーを天日干しさせた「乾燥ゴーヤ」は、生のゴーヤーよりもさらに栄養価が高まります。
生ゴーヤーと比べると、
・カルシウムが15倍
・ビタミンCが10倍
・鉄分が30倍
ゴーヤは栄養素が高く、体に良い食べ物です。
ゴーヤの毒を上手くコントロールすることで
夏バテ防止などに役立つこと間違いなしです!
皆さんもゴーヤで夏を乗り切りましょう!