秋の味覚 秋刀魚
- オレンジ堂整骨院・鍼灸院
- 2016.08.31
皆さん、秋と言えば食欲の秋で思い浮かぶのは・・・栗、松茸、梨、柿、などありますが、今回は秋刀魚についてです!!
秋刀魚は好きですか?
最近は魚の消費量が減ってきて肉やジャンクフードなどが多く食べられています。魚にはたくさんの栄養があり
秋刀魚にも、とても良い健康効果があります。それについてお話しします。
・お父さんたちに嬉しい効果
1 二日酔いに効く
秋刀魚の持つ栄養素の一つにナイアシンという、ビタミンB3とも呼ばれるビタミンがあります。
このナイアシンは、古くから二日酔いに効果があることが知られており、アルコールを分解した際に発生するアセトアルデビドを処理するのに使われ、二日酔いの症状軽減以外にも予防にも効果があると言われています。おつまみに秋刀魚の塩焼き、飲んだ翌朝は秋刀魚の開きで朝ごはんというのもいいかもしれませんね。
次はお母さんたちに嬉しい効果
1貧血防止
貧血防止に効果的なのは鉄分です。鉄分には2種類あり、魚や動物から摂取できるヘム鉄と植物から摂取できる非ヘム鉄です。この2種類の鉄分の違いは吸収率で、一般的にヘム鉄は非ヘム鉄のおよそ3~10倍も効率がいいと言われています。さらに鉄分は吸収を助けるビタミンCやタンパク質、吸収した鉄分を血液に変換する造血作用のあるビタミンB12や葉酸といった栄養素が必要になってきます。秋刀魚には鉄分の他に豊富なビタミンB12や葉酸を含んでおり、さらに良質なタンパク質の量は魚類の中でもトップクラスと言われています。これらの栄養素が少い鉄分を効果的に吸収し、血液に換えることで貧血の改善につながるのです
2美容効果
魚に含まれているDHA、EPA、さらにはナイアシンはアンチエイジングとしても効果があると言われてる栄養素ですが、さらに秋刀魚の内蔵部分に多く含まれるビタミンAにも非常に強力な抗酸化作用があることが分かっています。老化の要因の一つが酸化によるものだと言われていますから、抗酸化作用の高い食品は積極的に摂ることが望ましいですね。
DHAは血液をサラサラにして、老廃物の排出を促してくれる働きがあるとともに、善玉コレステロールを増やすという作用があります。
善玉コレステロールは不必要なコレステロールを回収し、血管壁に沈着したコレステロールも綺麗にしてくれる働きがあります。その結果、血管が綺麗になって、血流がよくなり、美肌につながるのです。
また、DHAは脳の老化を予防する作用があると言われています。
さらに内臓にも
秋刀魚の「わた」は苦味があり、食べないという人もいるでしょう。しかしその「わた」にはレチノールがたっぷり含まれています。
レチノールは新しい細胞の形成を促す作用や、細胞の水分保持の働きがある栄養素。肌の乾燥を防いで、シワの予防や改善に役立ちます。また、コラーゲンを生成する繊維芽細胞に働きかけて、コラーゲンを増やしたり、傷んだエラスチンを修復する働きもあるのです。
美肌のためには、秋刀魚の「わた」も食べた方がよさそうですね。
最後に子供たちににも嬉しい効果
1骨を丈夫にする効果
秋刀魚にはカルシウムも多く含まれています。よく小さいお子様に牛乳を飲むと骨が丈夫になると言ってすすめることがありますが、あまり正しい情報ではないようです。たとえば、日本よりも圧倒的に牛乳を飲む習慣の多いノルウェーの骨折率は日本人の5倍ともいわれています。カルシウムの摂取には同時にマグネシウムが必要で、いくらカルシウムだけ大量に摂取してダメなんです。一般的にはカルシウム1に対し、0,5のマグネシウムを摂取することが望ましいと言われています。
成分無調整の牛乳には100mlあたり約110mgのカルシウムが含まれていますが、マグネシウムは約10mgです。対して秋刀魚の場合は、100gあたりカルシウム32mg、マグネシウムは28mg含んでいます。バランスの面から見ても、秋刀魚などの魚を積極的に摂取したほうが、効率的にカルシウムを摂取することができそうですね。
こんなにも秋刀魚には嬉しい効果があるので、これから秋刀魚は旬を迎えるので食べてみてはいかがですか!!
オレンジ堂 岡田