サツマイモを食べましょう
- 健康の話
- 2016.09.15

夏の暑さも少しづつ和らいできましたね。
今回はこれから秋ということでサツマイモについて書きたいと思います。
僕自身よくサツマイモを食べるのですが、栄養豊富で優れた抗酸化成分を含む上に
どんな土地でも栽培しやすいことからなんとNASAが注目している食品だそうです。
◆穀類と野菜の栄養を合わせもつ準完全食品◆
サツマイモは、やせた土地でも、また手が掛からず作りやすい作物です。
栄養の面から見ても、イモ類は米や麦などの穀類と同様に糖質を多く含むので主食としている
民族があるそうですが、サツマイモは、ビタミンやミネラルも含まれているので、穀類+野菜から得られる
栄養素を合わせもち、その栄養バランスがよいことから、準完全食品とも呼ばれています。(タンパク質や脂質は少ない)
NASAにも注目されるサツマイモは、食物繊維が多くお通じがよくなるということは知られていますが
抗酸化成分も多く、美肌のために、また生活習慣病予防などにも役立つ優れた栄養成分があるそうです。
女性に嬉しい美肌成分や、生活習慣予防に役立つ、サツマイモの成分についてご紹介します。
ただし、あくまでサツマイモに含まれている栄養素や成分で、、食品としてのサツマイモをどれだけ食べれば
どんな効果があるかわかっていないものもあります。期待しすぎて食べすぎないようにしてください。
◆腸内環境を整えてお腹スッキリ◆
サツマイモでお通じが改善されることはよく知られていますが、一応ご紹介します。
サツマイモに豊富に含まれる食物繊維は、消化できない不溶性のセルロースで
腸を刺激して便秘の予防・改善に役立ちます。またサツマイモを切った時に、切り口に白い汁が出ますが
これはヤラピンという成分で、便を柔らかくして便通をよくする働きがあります。
また食物繊維は、コレステロールや血糖値を抑制する作用もあり、美容だけでなく生活習慣病が気になる男性にもおすすめです。
◆サツマイモは女性の強い味方◆
サツマイモには体内の余分な塩分を排出するカリウムやカルシウムなどのミネラル
ビタミンB1、ビタミンB6などのビタミンも含まれています。
サツマイモは主成分が糖質で味も甘いことから太る食品と考えられがちですが、蒸したサツマイモとごはんのカロリーでは
サツマイモの方がカロリーはやや控えめ。しかも脂質はほとんど含まれず、栄養源となりながら太りにくく、また美容にも
役立つ成分が含まれ、女性には心強い味方と言えそうです。
◆皮ごと食べましょう!◆
サツマイモの栄養成分を上手に食べるには皮ごとがオススメです。
サツマイモには芋類の中でもカルシウムの量は多く含まれています。
特に皮には肉質の5倍程度の濃度で含まれているそうなので、できるだけよく洗って、皮ごと食べるようにしたいものです。
サツマイモは農薬等の使用が少なくてすむ野菜ですし、よい品質のものを選んでできるだけ皮ごと食べましょう。
家庭から出る生ゴミも減ります。
品種も豊富になったサツマイモ。おかずからスウィーツといろいろな食べ方で楽しみましょう。
ただし、糖質や食物繊維が腸内細菌の栄養源となりガスが発生しやすいので
あまり食べ過ぎるとお腹が張って痛くなることもあります。
食べるのはほどほどになさってください。
南千住院 本間