脊髄 Part2|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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脊髄 Part2

健康の話
2016.10.13

前回は”脊髄”という体の主要なパーツについて説明していきました。
今回はそんな”脊髄”を通るいくつかの神経に重点をおいて解説していきたいと思います。

000脊髄神経
脊髄神経とは末梢神経のうち、脊髄から分かれて出るものを指します。
末梢神経は脊髄神経と脳神経に分かれますが、脳神経は迷走神経を除いて頭頸部にしか分布しないため、四肢・体幹を支配する神経はほぼすべて脊髄神経になります。
狭義では脊柱管から前根と後根が出て合わさるところから、前枝と後枝に分かれるまでの部分を指します。

脊髄神経は、脊椎の椎間孔ごとに一対ずつ出ています。
頚椎の間から出るものを頚神経(cervical nerve)、胸椎の間から出るものを胸神経(thoracic nerve)、腰椎の間から出るものを腰神経(lumbar nerve)、仙骨の仙骨孔から出るものを仙骨神経(sacral nerve)、第1尾椎と第2尾椎の間から出るものを尾骨神経(coccygeal nerve)と呼ばれ、これらは上から順に番号をつけた略号で、C1C8(第1頚神経〜第8頚神経)、Th1Th12(T1〜T12とも表記する:第1胸神経〜第12胸神経)、L1L5(第1腰神経〜第5腰神経)、S1S5(第1仙骨神経〜第5仙骨神経)と呼称されます。
後頭骨と第1頚椎(環椎)の間からC1、第7頚椎と第1胸椎の間からC8が出て、以下、第1胸椎と第2胸椎の間からTh1、第1腰椎と第2腰椎の間からL1、第1前仙骨孔・後仙骨孔からS1が出ます。
なお、これらの略称は神経ではなく骨に対しても(第3頸椎=C3という具合に)使われることがあります

脊髄神経は脊髄から分かれたのち、脊柱管の中でいくらか下に走ってから椎間孔を抜けます。
これはより低い位置の脊髄神経について顕著であり、C8が第7頸椎あたりの高さから起こる(脊髄から根が出る)一方、すべての腰神経は第12胸椎から第1腰椎あたりの高さから起こります。
このため脊髄の本幹は第2腰椎あたりの高さで終わるのに、脊柱管の中ではその下にも長く脊髄神経の根が束になって走り、この部分を馬尾といいます。

脊髄神経の根は、脊髄前面の前外側溝から出る前根と、脊髄後面の後外側溝から出る後根の2つです。
前根はおもに骨格筋を支配する運動線維、後根はおもに皮膚などの知覚を伝える感覚線維を入れているので、後根は後外側溝「に入る」と言ったほうが正確ともいえます。
前根と後根は合わさって脊柱管を出るが、後根は合流する少し根元で後根神経節(脊髄神経節)と呼ばれるふくらみを作っており、脊髄神経節には神経節細胞と呼ばれる神経細胞の細胞体が入っています。
神経節細胞は知覚の一次線維であり、神経節細胞から延びた線維が皮膚や筋紡錘で知覚の受容器を作り、受容した刺激の信号をシナプスを介することなく脊髄神経節まで送ります。
神経節細胞は脊髄の中にある細胞とシナプスを作って知覚伝導路をなします。

(続く)
南千住院 後藤

 

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