脊髄 Part 3|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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脊髄 Part 3

健康の話
2016.11.03

前回、前々回共は細かく”脊髄”という対象について説明してきました。
今回はそんな”脊髄”がかかる損傷や疾患について説明していきます。

脊髄損傷
脊髄損傷は、主として脊柱に強い外力が加えられることにより脊椎を損壊し、脊髄に損傷をうける病態です。
また、脊髄腫瘍やヘルニアなど内的原因によっても類似の障害が発生し、略して脊損(せきそん)とも呼ばれます。
脊髄を含む中枢神経系は末梢神経と異なり、一度損傷すると修復・再生されることはなく、現代の医学でも、これを回復させる決定的治療法は未だ存在しません。

損傷の度合いにより、「完全型」と「不完全型」に分かれます。
「完全型」は脊髄が離断し、神経伝達機能が完全に絶たれた状態であり、「不完全型」の場合は脊髄の一部が損傷、圧迫などを受け、一部機能が残存するものを指します。

完全型の場合、損傷部位以下は上位中枢からの支配を失い、脳からの運動命令は届かず運動機能が失われます。
また、上位中枢へ感覚情報を送ることもできなくなるため、感覚知覚機能も失われ、つまり「動かない、感じない」という状態に陥る麻痺という状態になります。
しかし全く何も感じないわけではなく、受傷部位には疼痛が残ることが多いです。
また、実際には足が伸びているのに曲がっているように感じられるとか、痺れなどの異常知覚、あるいは肢体切断の場合と同様、麻痺しているパーツで本来感じないはずの痛み(幻肢痛、ファントムペイン)を感じることもあります。

spinalcord

 

脊髄小脳変性症

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 脊髄小脳変性症は、運動失調を主な症状とする神経疾患の総称で、小脳および脳幹から脊髄にかけての神経細胞が徐々に破壊、消失していく病気です。
非遺伝的な孤発性と遺伝性に分かれ、ともに細かく分類されてステージにわかれてレベルが設定されています。

症状としては

  • 運動失調の症状(=小脳失調障害
    • 歩行障害:歩行時にふらつき、転倒することが多くなり、症状が重くなると歩行困難になる。
  • 四肢失調:手足を思い通りに動かせない。箸をうまく使えない。書いた字が乱れる。症状が重くなると物を掴むことが困難になる。
  • 構音障害:呂律が廻らなくなる。一言一言が不明瞭になり、声のリズムや大きさも整わなくなり、症状が重くなると発声が困難になる。
  • 眼球振盪:姿勢を変えたり身体を動かしたりした時、ある方向を見た時、何もしていないのに眼球が細かく揺れる。
  • 姿勢反射失調:姿勢がうまく保てなくなり、倒れたり傾いたりする。

上記は小脳の神経細胞の破壊が原因で起こる症状です。

  • 運動失調の症状(=延髄機能障害
  • 振戦:運動時、または姿勢保持時に自分の意思とは関係なく勝手に手が震える。
  • 筋固縮:他人が関節を動かすと固く感じられる。
  • バビンスキー反射:足の裏をなぞると指が反り返る。

上記は延髄の神経細胞の破壊が原因で起こる症状です。

  • 自律神経の症状(=自律神経障害
  • 起立性低血圧:急に起きるとめまいがする。
  • 睡眠時無呼吸:眠るときに呼吸が停止する。
  • 発汗障害
  • 尿失禁

上記は自律神経の神経細胞の破壊が原因で起こる症状です。

  • 不随意運動の障害
  • ミオクローヌス:非常にすばやい動きをする。
  • 舞踏運動:踊っているような動きに見える。
  • ジストニア:身体の筋肉が不随意に収縮し続ける結果、筋肉にねじれやゆがみが生じ、思い通りに動かなくなる。

などがあります。(続く)

南千住院 後藤

 

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