骨折あれこれⅣ ~続発症 脂肪塞栓症候群~|葛飾区亀有、金町の接骨・鍼灸院

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骨折あれこれⅣ ~続発症 脂肪塞栓症候群~

亀有北口本院
2016.11.13

前回は骨折における併発症(同時に起こっている症状)のクラッシュシンドロームについてお話しさせて頂きました。

大丈夫なように見えていたのに翌日には笑顔で死を迎えることもある、怖い症状でしたね。

 

余談ですが、明日はウルトラムーンだそうです。

スーパームーンは聞いたことがありますが、それを超えるのが今回のウルトラだという事で。

何がスーパーやウルトラなのかというと、

月が地球に接近している時の満月の事を指すようです。

肉眼で見てもわかるほどにいつもより大きく見えるのが特徴で、

ジャンルによっては物凄いパワーが満ちる時とか、デトックス効果が凄く高まる等々色々あるそうです。

 

余談なのに話がそれました(笑)

統計でみると、ウルトラムーンの後は大きな地震が起きやすいそうです。

近年だとスマトラ沖地震など、結構大きい地震がウルトラムーンの後日に起きています。

もし日本で地震が起きた場合、

もし家屋倒壊で長時間挟まってしまった場合、

前回までお話ししたことを思い出して頂いて冷静になって頂ければと思います。

 

さて、本題です。

今回は骨折の『続発症』についてお話いたします。

続発症とは、骨折治療の経過中に骨折部の影響や治療法の不備などによって起こるもの、と定義されています。

続発症の種類は

・外傷性皮下気腫

・脂肪塞栓症候群

・仮骨の軟化及び再骨折

・遷延治癒

・コンパートメント症候群(区画症候群)

・長期臥床による続発症

となります。

 

コンパートメント症候群は非常に、というより最も予後に気をつけねばいけない続発症です。

が、今回はコンパートメント症候群ではなく、

『脂肪塞栓症候群』についてお話ししたいと思います。

 

脂肪塞栓症候群とは、

骨折時、脂質代謝が変化して血液中の脂肪が脂肪滴となり、

あるいは骨損傷部から流出して骨髄脂肪の小滴が血管内に入り込むもの、と考えられています。

 

簡単に言うと、血流に乗って運ばれてきた『脂肪』血管を『塞いで』(塞栓)起こす症状のことです。

脂肪塞栓症候群の怖い所は、クラッシュシンドロームと同じように場合によっては死に至る可能性がある点です。

 

脂肪塞栓がおきる要因として、

大腿骨や骨盤骨損傷、2本以上の骨を同時に骨折した場合に起きえるとされています。

 

骨折から『1~3日間』に起こり、

初期症状は『発熱』・『頻脈』

皮膚では『点状出血班』が見られます。

 

塞栓が起きる場所で以下のように

肺塞栓・・・頻呼吸・呼吸困難・チアノーゼ

脳塞栓・・・頭痛・不安感・意識障害・嘔吐・痙攣

心塞栓・・・心悸亢進・血圧降下

と症状が異なります。

 

骨折部位を整復してギプスも装着して一安心!!となりがちなのですが、

骨折した後も上記のような症状が3日以内に起きるようであればすぐ病院を受診しましょう!

 

亀有本院 中尾

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