よく飲む珈琲について
- オレンジ堂整骨院・鍼灸院
- 2016.11.30
皆さん、空いた時間によく飲む飲み物ってなんですか?
各々のある思いますが、、例えばお茶の人がいれば、100%の果物ジュースの人も、あるいは紅茶の人も、でも今回は多くの人がよく飲むコーヒーについてお話しします!!
朝の1杯、仕事中の一服、また夕食後のお供として活躍するコーヒー。
集中力を高める効果、リラックスをする効果を持っています。
カフェイン
コーヒーの4大健康成分である「カフェイン」は、眠気を覚まして頭をスッキリさせてくれることで知られています。
これは、カフェインが神経の働きを強めたり脳血管を収縮させる働きがあるからです。
しかし、カフェインの働きはこれだけではありません
カフェインには、ウイルスが病気を引き起こすリスクを下げてくれる効果も期待できることがわかってきました。
例えば、インフルエンザの死亡率を下げたり、C型肝炎ウイルスが発ガンするのを予防する効果が期待できます。
カフェインにはウイルスを退治する効果はありませんが、細胞の中で増殖したウイルスによって起きた炎症を抑えウイルスが外に出て行くのを防いでくれるのです。
また、慢性肝炎を引き起こすC型肝炎ウイルスを抑えることで「肝臓がん」に進行するリスクを25%にまで抑えてくれる働きも明らかになりました。
知っている人も多いと思いますが、コーヒーにはカフェインが多く含まれています。
コーヒー (エスプレッソ)(50ml) | 140 mg | (280mg) |
コーヒー (ドリップ150ml) | 135 mg | (90 mg) |
コーヒー (インスタント)(150ml | 68 mg | (45 mg) |
コーヒーに含まれるカフェインには、眠気覚まし、利尿効果がある。利尿作用については、カフェインが自律神経に作用し腎臓に流れる血流を増大させるため、と考えられている。
なので、コーヒーを飲むと体のむくみが取れたりもする。ただし飲みすぎると利尿作用でトイレが近くなったり、刺激で胃が荒れたり、眠れなくなったりする。
カフェインは自律神経を刺激して、脂肪の分解を促進してくれる効果がある。特に、運動前にカフェインをとると、脂肪燃焼の効果がアップするといわれている
コーヒーは二日酔いにも効果抜群
今まで、お茶や100%ジュースなどが良いと言われていましたがコーヒーも効果あり!!
- 二日酔いの原理を知ろう
二日酔いになってしまう原因というのは、肝臓の働きが低下することにあります。
アルコールが体内で分解できなくなってしまうので、血中に二日酔いとなるアルコールがたまっていきます。
有害物質がたまって不快な酔いを感じたり、頭痛が止まらなくなることがあります。
- 効果的なのはインスタントコーヒー
インスタントコーヒーを毎日5杯ほど飲んでいくとカフェインが大活躍します。
尿を促進していく作用を持っているのがカフェインで、有害な物質を体外へとしっかりと放出していくことができます。
二日酔いの成分であるアセトアルデヒドにも効果的で、肝臓や腎臓が活発に働いて分解してくれるんですね。
肝臓を守る効果があるコーヒーを飲んで、二日酔い対策、肝臓対策をするのがオススメです。
ります!!
女性にとって大敵ともいえる便秘ですが、実はコーヒーが大きな改善効果を持っているといわれています。
どのような効果を体内で発揮していくのでしょうか。様々な観点から見ていきます。
- カフェインが効く
便秘の改善にカフェインが働いていきます。
カフェインが徐々に腸の働きを活発にしていきますが、便意にもつなげていくことができます。体
内の便通が正常の健康な状態に戻っていきますので、便秘も解消されていくことでしょう。
- 即効性が高い
カフェインは即効性も高くなっています。急に便秘に苦しんでいったとしても、コーヒーを飲んでいくと便秘が急に改善されるということもあります。
- コーヒーを飲むタイミングが重要
最も効果的なのは朝です。目覚めの一杯という表現があるように、朝食でコーヒーを飲んでいくと大きな効果を得ることができます。生活で便秘で苦しんでいる時には、目覚めの一杯を怠らないほうがいいでしょう。
やはり1日に飲みすぎるのは体に良くありません。
一方で、これまで「コーヒーは毒!」と信じていた方は、試しにカフェオレから飲み始めてみてみるのも、健康のために良いかもしれません。
たとえば、ちょっと価格は高めながら美味しいコーヒーを1日1杯ずつ飲むようにすれば、美味しいコーヒーを楽しみながら日々を過ごしててみてはいかがですか
みなさんもコーヒーを飲んで、健康的な生活を送りましょう!
オレンジ堂 岡田
アロマとツボ刺激で不眠症緩和
- Let‘s整骨院
- 2016.11.29
何も悪い所がないのに眠れない…(◞‸◟)?
アロマとツボ刺激のダブルアタックで不眠症緩和(^^)/
「鍼(はり)治療とハーブが不眠症を克服した!」
不眠症で困ることがあります。
眠れなくて、いつも疲れていて日中はだるい(。-∀-)
体のどこかが悪いのかと思って病院を受診しても、どこにも異常は見つからない。
異常がなくても眠れないので困る(´・_・`)
そんなときに、鍼治療や、ハーブのアロマエッセンスといった民間療法という方法もあります。
鍼治療もハーブも、不眠に効果があったという人もいれば、なかったという人もいます。
どちらも研究が進められているが、なぜ効果があるのかについては解明されていないそうです。
研究が進んで治療効果が高まれば、不眠症に悩む人たちは助かります。
この度、その研究結果のひとつが発表された。「鍼治療とハーブが不眠症を克服した」というものです。
鍼とハーブの組み合わせに効果
この研究では、不眠症と診断された18~75歳の女性を、鍼治療のみのグループ、ハーブのみのグループ、
鍼治療とハーブを併用するグループの3つに分けて、それぞれの効果を比べています。
全員に不眠症の薬を飲むのをやめてもらい、鍼治療のみの参加者に対しては、
使い捨ての鍼で不眠症への効果があるとされるツボを刺激。
一方、ハーブのみの参加者に対しては、東洋医学と中国医学の専門知識で作ったエッセンスの香りを使います。
これは鉱石や多種のハーブを混ぜたもので、気持ちを静めて血液の流れを良くし、
不眠症や動悸(どうき)、気分の落ち込みや冷え性などの症状がある人に効果があります。
そして、鍼治療とハーブの併用のグループは、このエッセンスの香りの中で鍼治療を行いました。
実験は、対象となったグループに3日間続けて1日1回この施術を行い、
ピッツバーグ不眠評価法(質問に答えていくことによって不眠症の有無や重度をはかることができる)の質問用紙を使って、
睡眠の様子を比較しました。
結果は、ハーブと鍼治療を組み合わせたグループでは、全員の不眠症が改善!!
ハーブのみのグループで不眠症の改善がみられたのは97.67%、
比較として鍼治療のみの施術をしたグループでは73.33%であったことから、
鍼のみよりもハーブを併用した方が不眠症の改善に効果があると推定されました。
自分でもできる!ツボ刺激とハーブ併用の不眠症対策
この研究での方法を、自分でも手軽に試すことができます。
とはいえ、鍼は自分で行うことは難しいので、代わりにツボ刺激を行います。
ハーブについても、中国医学の専門知識によって作るエッセンスは用いることができないので、
市販されているアロマエッセンスを使ましょう。
まず、気持ちを静め不眠症に効果があるハーブであるカモミールやラベンダーのアロマエッセンスを、
アロマポットで温めて部屋を香りで満たします。
アロマポットがなければ、浅い皿にお湯を張って湯の表面にエッセンスを数滴たらせば大丈夫!
アロマの準備ができたら、部屋を暗くして横になり、ツボ押しをします。
不眠のツボは3つ。頭のてっぺんの一番高いところの「百会(ひゃくえ)」、
こめかみの「太陽(たいよう)」、耳たぶの後ろの骨から2cm下にある「安眠(あんみん)」。
これらを順番に、両手の指先で左右同時に押します。
息を吐きながら気持ち良いと感じる程度に3秒ほど押し込んだら、
ゆっくりと力を抜きながら息を吸います。1つのツボにつき10回繰り返して押します。
ツボ押しとハーブのアロマでいい眠りを
ツボを刺激することも、ハーブのアロマエッセンスを使うことも、
不眠や気持ちが落ち着かないときなどに手軽に試してみる方法だが、一緒に試してみたことのある人は少ないかもしれません。
薬のような副作用の心配はなく、新しい研究結果をプチイベント感覚で試すのも楽しいですよっ(*´ω`*)♪
不眠に悩む人は、ぜひお試しください(`・ω・´)!!
Let’s 齋藤
むくみのあれこれ
- 健康の話
- 2016.11.28
おはようございます。
足はどうしてパンパンにむくんでしまうのでしょう?水が溜まってしまうのはわかるけど、何が原因で溜まるのかまで考えて対策する必要があるんです。
足に水分が溜まるのには、いくつか原因があるんです。
ここでは、まず足がむくんでしまう原因をチェックして、それぞれに合った解消法をお伝えしていきます。
・血行不良むくみタイプ
血行というのは、血液とリンパ液両方の流れを指します。リンパは体をウィルスなどの外敵から守ってくれる免疫系の器官であり、体のいらない水分を引き受けて流し、排出する下水道のような機能もあります。
血液のめぐりが悪いと血液中の水分が血管から染み出しやすく、リンパの流れも悪いと水分が排出されずどんどん足に溜まってしまいます。
特に人間は立って歩く動物なので、血流が良くないと重力に負けて足に水分が溜まりやすくなるんです。夕方に足がパンパンになりやすいのはこのせいなんですね。では、なぜ血行不良を起こしてしまうのでしょうか。
血行不良の原因
運動不足・同じ姿勢から動かない
ふくらはぎの筋力が足りない
冷えやコリがある
・体を動かそう!同じ姿勢はむくみのもと
まず運動不足はむくみ一直線、同じ姿勢で長時間いるのは避け、ストレッチやエクササイズをしましょう。
あと足の筋力が足りないのも血行不良の原因になります。足のふくらはぎの筋肉は血液を押し出し、流すちからを持っており「第二の心臓」と呼ばれています。ここが鍛えられていないと、下がってきた血液は重力に阻まれ心臓に戻りにくくなり、足にそのまま溜まってしまいます。
・冷え・コリ・むくみは血行不良が呼ぶ不調
冷え・コリ・むくみは一緒にやってくることの多い不調です。まず血行が悪くなると冷えを感じるようになるので、冷え性のひとはむくみを持っている可能性大です。冷え性をケアすることで、一緒にむくみが改善されることがあるんですよ。
冷え性は東洋医学の概念では、体が弱ったエネルギー不足の状態です。温補という考えのもと体を温め、弱った体の機能を補ってあげることが良いと言われています。
もうひとつ、やっかいなのが全身のコリです。ずっと同じ姿勢などで筋肉が収縮し続けると、緩むことが難しくなりずっと縮まった「コリ」状態になってしまいます。コリ固まった部分は血行が悪く、むくみの原因になります。
コリも運動やエクササイズ、マッサージなど解消方法を試してみると血行が良くなります。コリをほぐすことがむくみ解消にもつながるんですね。
・塩分むくみタイプ
「むくみって水が溜まるんでしょう?塩分関係あるの?」と思われるかも知れませんが、塩分は水分を呼び込む、むくみの原因なんです。
塩分をたくさん摂取して血液中の塩分濃度が高くなると、人体が持っている体液の塩分濃度を一定に保つ機能が働き「塩分が濃すぎるから水分で薄めよう!」と血液に水分が一気に流れ込んでしまうんです。その水分と塩分はやがて足や全身に溜まり、むくみになってしまいます。つまり水分と塩分はセットでむくみを作り出すんですね。
あまり濃い塩味のものを食べ過ぎないこと、食生活に気をつけること、それがむくみ解消の近道になります。
・病気が原因のむくみタイプ
血行を良くしても、塩分を控えても、どうしてもむくみが取れない!というひとは病気が隠れている危険があります。もしくは今治療中の病気のあるひとは、その病気が原因でむくんでいる可能性があります。
足のむくみがひどい場合、足のスネを指で10秒ほど押す「むくみテスト」をしてみましょう。むくんでいるひとは跡がつくはずです。
むくみテストの注意したい反応
指の跡が40秒たたずに消える:低タンパク血症の可能性
指の跡が戻らない:甲状腺の病気の可能性
明らかに足がむくんでいるのに跡がつかない:慢性的なリンパ浮腫の可能性
こんな反応があったらちょっと注意です。むくみは体が発する不調のサイン、思わぬ病気を知らせてくれているのかも知れません。
・足のむくみ解消法
「私のむくみの原因ってこれかな・・・?」と見当がついてきたところで、自分にベストな対策を探してみましょう。
むくみ解消サプリメントでまずはスッキリさせる
エクササイズやマッサージなど、むくみ解消にいい対策はたくさんありますが、足に水分が溜まったままだと辛さが邪魔して気持ちも折れやすくなってしまいます。
むくみがつらい、なんとか解消したいと思ったら、まずはむくみ解消サプリメントを飲んでみることをオススメします。
むくみ解消サプリメントには尿をたくさん出す利尿効果があるカリウムが豊富に含まれていて、余分な水分や塩分の排出を手助けをしてくれるんです。
まずサプリメントで余分なものを出してから対策したほうが、よりむくみ解消に能率が良いんですね。
・体を動かしてむくみ解消!運動・エクササイズで対策
血行を良くしたり、自分で血を巡らせるための筋肉を作るエクササイズはむくみの根本解決を目指す方法です。
「よっし!血を巡らせるぞ!鍛えるぞ!」という気持ちでどんどん運動、ふくらはぎの筋肉も育てましょう。
段差に爪先立ちして全身とかかとを上げ下げするエクササイズなど、ふくらはぎは激しい運動や特別な器具がなくても鍛えることができますよ。
またふくらはぎをトレーニングすることで、足の形を美しくスリムアップできるメリットも忘れてはいけませんね。
むくみ解消でほっそり、トレーニングやエクササイズでさらにスリムに、美脚を目指すならこれをきっかけに鍛えてみてはどうでしょうか?
鍛えるまでいかなくても、溜まってしまった血液を流す運動をこまめにするだけでも夕方の足むくみが違ってきます。
オフィスの机の下、つま先やかかとを上げ下げしたりするだけでも効果的ですよ。
エクササイズではありませんが、足を高い位置に上げて血液を動かすのもいいですね。足のむくみがつらい日は、寝るとき足を高くするのもむくみ取りに有効ですよ。
・血行を促すマッサージやツボ押しでむくみ解消
血液・リンパのめぐりを良くするツボを刺激・マッサージすることでむくみがスッキリしてきます。
リンパ管は全身あちこちに張り巡らされ、体の余分な水分を受け止めて流す役目があります。
そのリンパ管の合流地点であるリンパ節というものが体にはあり、ここをほぐすことでリンパのめぐりが良くなるとされているんです。
太ももの付け根や膝の裏など、リンパ節をほぐしながら足の先から付け根までさするようにマッサージしてあげると、リンパを含む血行が良くなりむくみ解消に効果大です。
さらに、足の内側のくるぶしから指4本上は三陰交(さんいんこう)といって、下半身の血行を司るツボです。
冷え性や生理痛にもいいと言われているんですよ。こまめに刺激してあげると、夕方のむくみ具合いも違ってくるはずです。
また、リンパマッサージに似た効果が得られる、着圧ソックスを履くのも効果的ですね。血行を促すよう、場所によって圧を変えて編まれている優れものです。
・東洋医学のちからでむくみ対策!冷え取りと漢方
血行が悪くなることで起こる不調に冷え性とむくみがあります。東洋医学で冷え性が起きている状態とは体が弱り、エネルギー不足になっている時とされています。
そこで体を温めて体の機能を補い、元気に導く方法が温補という考え方です。
お風呂や生薬など、あらゆる方法で温め体を元気な状態に持っていきます。最近では温活なんて言葉も生まれましたね。
足湯や半身浴は体力の消耗が少なく、体はしっかり温めてくれて良いとされています。
また、むくみ・冷え性対策の生薬や漢方薬を飲んでみるのもむくみやすい体質を改善するために有効と言われています。
体を冷やさないための服装も大事です。外から見てもわからないくらい薄いのに、おしゃれで暖かい肌着も売られているので、ぜひ取り入れたいですね。
・塩分を控えてむくみ解消
むくみの根本原因にアタックする方法が「塩分を控える」ことです。いくらむくみ解消に効果的な対策をしても、塩分をとりすぎると結局はむくんでしまいます。
「でも塩分って摂取しても尿や汗になってどんどん出るんでしょ?大丈夫!」と思ってしまうかも知れませんが、意外に塩分は体にしぶとく残る性質を持っているのをご存知でしょうか?
体の老廃物や水分を尿にしている腎臓ですが、もちろん余分な塩分(ナトリウム分)も運ばれてきます。
そこですぐに塩分を排出できればいいのですが、なんと腎臓では「もったいないよね!」と塩分を再吸収してしまう性質を持っているのです。
カリウムはこの再吸収をブロックする性質があるので、どうしてもお酒のつきあいで塩辛いおつまみなどを食べる人は、カリウム豊富なむくみ解消サプリメントを飲むことがオススメです。
しかし、サプリメントも万能ではありません。まずは塩分を控えることが大切です。
塩分を控えるコツ
カリウム(むくみ解消サプリメントなど)を摂取する
塩辛いものを意識して控える
醤油やソースを掛けすぎない、薄味に慣れる
調味料を減塩のものに切り替える
酢や出汁などで味付けして塩分を少なく済ませる
おいしくて塩分を控えたご飯を考えたいですね。
・骨盤の歪みや生活習慣を改めるむくみ対策
「体が弱ってるよ!調子が悪いよ!」という体のメッセージがむくみという形で出る場合があります。
ストレスや睡眠不足などでホルモンバランスが崩れるとむくみやすくなったり、骨盤が歪んでいたりすると内臓の機能が低下し水分の排出がスムーズにいかずむくむ場合もあります。
とにかくしっかり休むこと、コリや歪みなど体のケアをじっくりして自分をいたわることはむくみ解消にとても大切なんです。働きすぎ、ストレス、寝る暇がない、夜にはヘトヘト・・・あまりに毎日が辛い場合、生活を見直すことも大切ですね。
つらい足のむくみ、思いあたる原因は見つかりましたか?
対策もいろいろあって迷ってしまいますが、まずはサプリメントでむくみを楽にして塩分は控え、温めたり血行を良くしながらゆっくり休むことから始めてみましょう。
より積極的に「むくまない体質」を目指したいひとは、ふくらはぎを鍛えるエクササイズや、生薬・漢方薬を取り入れるパワーアッププランを考えるといいですね。
金町院 井上
お茶ですすぐ?はちみつを塗る?口内炎を早く治す方法
- 亀有北口本院
- 2016.11.27
口内炎は一度なってしまうと、食べるたびに口の中が痛み、とても厄介なものです。
一般的な対処法としては、栄養を補給し、よく眠って疲れを取るなどがあります。
しかし口内炎を早く治すための方法として、蜂蜜やヨーグルトがいいという噂を聞きました。
果たして、それはどれくらい有効なのでしょうか?
口内炎の原因と共に、早く治す方法について調べてみました。
[1]口内炎の4つの原因
口の中に突如としてできる口内炎。
なにげなくできるその口内炎は、果たしてどんな原因でできるものなのでしょうか?
口内炎とは、体や胃の調子が悪い、食生活が乱れて栄養が偏ることなどが原因で
、口の中で炎症を起こしている状態です。
具体的な原因としては、主に次の4つがあります。
①免疫力が落ちている
・規則正しい生活や食生活ができていない
・夜きちんと眠れていない
・ビタミン・ミネラルが足りない
など
②口の中が不潔で菌が繁殖している
・虫歯や歯周病で口の中に菌が繁殖した
・喫煙によってばい菌が増えた
③口の中が傷つき炎症が起きている
・熱いものを飲み、口の中にやけどを負った
・口の中を噛んでしまった
・魚の骨が刺さった
④病気の症状の一つとして起きている
・内臓系の病気(ベーチェット病など)
・ウイルスの感染症(ヘルペス・手足口病など)
[2]口内炎を早く治すための自宅でできる対策
口内炎は一度できてしまうと、食べるときや喋るときに痛み、気になる一方で、
わざわざ病院に行くまでもないものですね。
そこで、そのわずらわしい時間を少しでも短くするために、家でできると噂される口内炎対策がいくつかあります。
それらはどれくらい有効といえるのでしょうか。
①うがい薬で口の中をすすぐ
免疫力の低下などによる口内炎を早く治すには、口の中を清潔にしてビタミンなどを取り、
よく眠って免疫力を上げるのが基本的な対策です。
うがい薬でくちゅくちゅぺっとして口の中を殺菌して、清潔にすることは最もおすすめです。
②蜂蜜を塗る
昔から、傷口には蜂蜜を塗るといいといわれます。
塗れば口内炎が治るとは言い難いところがありますが、蜂蜜は刺激が少なく、
傷を覆ってくれるため悪くはないでしょう。
③梅干し・塩を塗る
これらは傷口に染みると思いますのでむずかしいでしょう。
食事にも言えることですが、口内炎ができているときはできるだけ刺激の少ないものがおすすめです。
④ヨーグルトを塗る
ヨーグルトを摂取すると口の中と胃に膜ができるため、はちみつと同じように
一時的に傷が守られるメリットはあるでしょう。
腸の調子を整える意味でもいいかもしれません。
⑤お茶で口の中をすすぐ
お茶には殺菌力があるため、うがい薬がない場合に代用するのにはおすすめです
ただ、熱さには気をつけてやけどをしないように。
基本的に「口の中のばい菌を殺すもの」「口の中に刺激が少ないもの」が良いらしく、
特にお茶や蜂蜜、ヨーグルトは良いのではないでしょうか。
一方で口内炎ができているときに、あまり口の中でいろいろなことをしてしまうと、
ばい菌が増えるリスクがありますので、覚えておきたいですね。
[3]口内炎の皮膚科での治療法は?
口内炎ができたときには、皮膚科にかかるのが一般的です。
皮膚科では次のようなものを処方しているようです。
・ビタミンBやビオチン
・染みにくいうがい液
・傷口に塗る軟膏
・傷口に貼るシート
基本的にビタミンBの栄養剤を出し、口内炎が染みにくいうがい液で口をすすいでもらいます。
場合によっては、直接、口内炎の患部に塗る軟膏やシートを出すこともあります。
ただ、口内炎を何度も繰り返すという場合、病気が原因のこともありますので要注意です。
気になるようなら、一度内科を受診してください。
との事です。
さらに、食生活については次のように指導しているという。
「病気や外傷とは関係のない口内炎は、主に免疫力の低下や食生活の乱れによって起きます。
食事ではビタミンが豊富に含まれる色の濃い野菜を中心に摂取し、全体的に栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。」
一度できると不自由の多い口内炎。できるだけ早く治すためにも、症状に応じて自宅ケアと皮膚科受診をうまく選び分けたいですね。
本院 荒木
見えているけど… やろうとは思っているけど… なぜかパソコンに手が…
- 亀有南口分院
- 2016.11.26
あと一週間もすれば12月ですね。
師走といえば色々やることがあって忙しいですよね。
皆さんもそうだと思いますが、自分も12月に大掃除をします。
ただ、雑然としたクローゼットを見るとついつい面倒になってしまい…
なぜか別のことをしてしまいます。
例えばPCのデータ整理とか検索とか…
このようなこころの働きを『防衛機制』のうちの「逃避」と言います。
『防衛機制』とはフロイトの精神分析から誕生した考えで、不快な状況に直面した場合や内的な衝動に満足させられない場合に、「自分を守ろうとして」用いる無意識的な手段のこととされています。
嫌なことがあってそれを認めたくないとか、「〇〇したい!!」と思っても社会的に禁止されていたりしてできない場合があります。そのような状況をそのまま受け入れることは心理的につらいので、自分を守るために理由をつけて別の形で実現したり、全く無かったことにしたり、本来の形から少し歪めようとする働きに用いられる手段のことを『防衛機制』と呼ぶのです。
ここで日常で見られる『防衛機制』の一例をあげてみます。
・抑圧
不快な体験や考えを無意識に押し込み、忘れさせる心の働きのこと。
例:ペットが死んでしまった前後のことが思い出せない。
・昇華
性的欲求や攻撃的欲求といった反社会的で認められない強い感情や欲求を、社会的・道徳的に認められる形に置き換えること。
例:失恋して仕事に没頭する、新しい趣味を始めるなど。
・置き換え
特定の人物や物などに向けられた欲求や感情の表現が難しい場合に、対象を別の人物や物に置き換える行動。
例:子供が独り立ちした親がペットを飼って溺愛する。
・逃避
面倒に感じることや向き合うことが困難な現実から目をそらし、別の現実や空想へ目を向けること。
例:試験前日、勉強しなければいけないのに部屋の掃除に時間を費やす。
・反動形成
無意識の中に抑圧されている強い感情や衝動が、意識できる側面で正反対の傾向となって行動などに現れること。
例:好きな相手に意地悪する。人が嫌がる仕事を喜んで引き受ける。
・合理化
満たされない欲求に都合のいい理由をつけることで、自分の失敗や好ましくない体験を正当化しようとすること。
例:「彼女が自分をフッたのは男を見る目がないからだ。」「あの高校を受験しなかったのはあの高校がつまらないと知っていたからさ。」
・同一視
自分の尊敬する人や理想とする人の考えや状況を自分の体験であるかのように思い真似て欲求を満たそうとすること。
例:好きなタレントのファッションを真似る。
・投影
自分の中にある受け入れたくない不都合な感情や衝動を他人のものだと思うこと。
例:「(本当は自分が相手を嫌っているのに)あの人は自分を嫌っているに違いない!!」
・隔離
自分の行動などに関連する気づいているが受け入れがたい事実や感情を意識しないこと。切り離したり逃れようとすること。
例:動物愛好家が肉料理を食べる。
・否認
認めたくない現実、不快な体験や欲求を無意識になかったことにしてしまうこと。見えているが見えてない、聞いているが聞こえていない、知っているが知らないといったように、その現実や体験をなかったことにする。
例:狂信的になり特定の人物の言葉以外の現実を認めない。
・打ち消し
不安や罪悪感を生じさせた行為をやり直したり、反対の行為をとって無効にしようとすること。
例:浮気をした罪悪感から妻の機嫌をとる。
・補償
ある面における自分の不満を補うためにほかの面で努力をはらって満足を得る。
例:「(容姿では負けるけど)勉強では負けない!!」
・固着
一定の感情や行動様式あるいはその対象が固定して、流動性を欠いている状態。
例:意味のない行動をただ繰り返すことで課題や葛藤から逃れて気を紛らわす。
これら『防衛機制』が働くからといって、すぐ病気だと心配しなくて大丈夫です。
『防衛機制』は、どんな状況に陥っても何とか意識の連続性を保つための一時的な「こころの安全装置」と考えていいと言えます。
また、『防衛機制』は自分で意識的に選択することができません。
その人が頻繁に用いる『防衛機制』はある程度決まっていて、その人のパーソナリティーや性格などのひとつと考えられます。
一方で、『防衛機制』は意識的に選択できない上に現実を都合よく歪めてしまうため、働きが強すぎると社会的に適応が難しくなったり、心理的な問題の原因になってしまうこともあります。
日常生活で『防衛機制』のような自分のこころの働きにふと気づくことで、よりよく適応的な生活を過ごせればいいですね。
とりあえず…
自分は「逃避」せずに大掃除できるよう頑張りたいと思います。
南口院 いたばし
東洋医学part18
- 健康の話
- 2016.11.25
こんばんは!!西川の渡辺です(^O^)
今週もこのお時間です(笑)
正直、このネタも飽きてきたと思います。
ただ、継続は力なり!!頑張ります♪
今日は心の変調についてです。
心は、全身に血を循環させる役目を果たしています。心が変調すると、血の流れに異常が生じることになります。
血が正常に循環しないと、からだのあちこちに、血行障害が起きます。血の流れが悪くなった部位では、皮膚の色から赤みが失われます。とくに、顔面には血脈が集中しているため、色の変化があらわれやすいとされています。顔がつやつやしていて、血色がよいのは、心の状態がよい証拠です。心が変調して、血行が不調になると顔面の色が青白くなり、唇は青紫色になります。
また、手足が冷えたり、全身がいつも寒気を感じたりするようにもなります。血行障害を改善しようとして、心が拍動するため動悸を感じることが多いです。
血が不足して、心自身の栄養状態が悪くなると、少しでも血の量を増やそうと激しく拍動するので、激しい動悸を感じるようになります。また、心の中で血が停滞すると、心のあるあたりの胸が強く痛み、苦しくなります。
心の変調はこころの状態に直結します。意識と精神をつかさどるのは5つの神志が存在するとされています。心が変調すると、神志が正常にはたらかなくなります。意識や知覚に異常になり、正しく考えたり、判断したり、記憶することができなくなります。いつもそわそわして落ち着かない、うわごとを言う、反応がにぶくなります。ひどくなると、狂躁状態や昏睡状態におちいることもあります。物忘れが多くなったり、物事を覚えられなくもなります。
また、こころの活動のリズムがくずれると、休むべきときに神経が休めなくなるとされています。夜になっても寝付けず、ようやく眠っても、夢を多くみて、眠りが浅くなったり、目が覚めてしまいます。
心の変調は、心そのものの変調だけによるものではなく、心の中の血の流れが悪くなっておこることもあります。そのため、全身の血の流れを正すことによって、こころや思考の異常が改善することがあります。
心の状態を反映しやすいのは、汗と舌と言われています。大量に汗をかく人は心の機能低下が疑われます。また、味がよくわからない舌の味覚障害と、舌がもつれて言葉がうまくでてこない発語障害は、心の異常から生じているのかもしれません。
心は喜びの感情と深く関わっているとされ、適度な喜びは、心や血の流れによい刺激を与えています。ただし、喜びすぎると、かえって心を病ませることがあるので注意が必要です。
ということで本日は心についてのお話でした。。。
脊髄 Part 4
- 健康の話
- 2016.11.24
過去のブログで長々と代表的な脊髄の疾患等を説明してきましたが、今回は最後にふさわしい脊髄を取り巻く環境の今後について述べていきたいと思います。
人工の脊髄
前回は脊髄が起こす重篤な損傷として”脊髄損傷”をとりあげてきました。
おさらい的に説明すると脊髄のメインである中枢神経系がダメージを受けるとそれによって支配される運動機能や感覚機能に失調が起きるというものです。
中枢神経系は末梢神経系と違い、再生能力を持たない為に一度損傷してしまうと元には戻らないというのが定説でした。
しかしながら最近の医学的成果でその脊髄における中枢神経系を電気によってリカバーするという方法が発明されました。
これは手足を動かすための脳からの電気信号を、脊髄の傷ついた部分を迂回(うかい)して伝える「人工神経接続」技術を 開発したというもので、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)がその論考を発表しました。
脊髄を傷つけて手がマヒしたサルで実験したところ、コンピューターをバックグラウンドにした人口神経機能の調整によって手の力でレバーを動かせるようになったそうです。
しかしながらその電子回路を切ると、脳からの信号は確認できても手を動かせない状態に戻ったそうです。
また研究チームはコンピューターの代わりに電池で動く小型の電子回路(縦五センチ、横三・五センチ、厚さ一センチ)を使う実験にも成功すているので、将来的には体内にチップを埋め込むなどの小型化も可能であると報告しています。
脊髄損傷や脳損傷の有効な治療法になる可能性があるとのことで、西村准教授は「ロボットアームや義手を使う方法も研究されているが、運動まひの患者は元通りになりたいと思うもの。この方法なら、自分の体を思い通りに動かせる利点がある」と話しています。
またスイスのEPFL大学は、脊髄を損傷して歩けなくなったラットの脊髄に、電気配線と化学物質のマイクロ流路を備えた人工脊髄「e-Dura」(duraは、脳や脊髄の硬膜)を埋め込むことで、歩行能力が回復したと、論文を学術誌「Science」に発表しました。
e-Duraによる脊髄組織の損傷や炎症はないとのことで、将来的には「脊髄損傷のほか、パーキンソン病の治療やペインクリニック、てんかんなどの治療にも利用できる可能性がある」(EPFL)としています。
このようにいままで難治とされていた脊髄の疾患も現在では治療法が徐々に確立され、希望の光が見えてきました。
医学の発展が進歩するとともに難病をも治療できるという可能性に今後は期待していきたいと思います。
南千住院 後藤
おたふく風邪
- オレンジ堂整骨院・鍼灸院
- 2016.11.23
片側あるいは両側の耳下腺の腫脹(しゅちょう)(はれ)を特徴とする急性ウイルス感染症で、通称「おたふくかぜ」と呼ばれています。ムンプスウイルスによって起こり、通常は1週間~10日で回復する予後良好な病気ですが、日本では200万人以上の患者さんが毎年発生しています。
患者さんからの飛沫(ひまつ)、患者さんとの接触を介して感染します。患者さんの年齢は4歳が最も多く、3~6歳で約60%を占めています。おたふく風邪ワクチンを接種していると、90%以上の人が発症を免れることができます。2~3週間の潜伏期ののち、片側あるいは両側の耳下腺を中心として、顎下腺(がくかせん)、舌下腺(ぜっかせん)の腫脹が起こります。圧痛や嚥下痛(えんげつう)を伴うことが多く、通常発熱を伴います。感染しても症状が現れない場合が30~35%あるといわれています。
合併症としては、症状が明らかであった患者さんの約10%が無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)を併発します。また、思春期以降の男性では約20~30%に精巣炎(せいそうえん)を、女性では約7%で卵巣炎(らんそうえん)を起こすといわれています。
重要な合併症のひとつとして難聴があり、最近の研究で、頻度は約1000人に1人といわれています。永続的な障害となるので注意が必要です。その他、膵炎(すいえん)や脳炎を合併することもあります。特徴的な臨床症状、まわりの流行状況などで診断されることがほとんどですが、耳下腺炎を起こすのはムンプスウイルスだけではないため、流行性耳下腺炎(ムンプスウイルス感染症)であることを証明するにはウイルス学的な診断が必要です。
唾液(だえき)、尿、髄液(ずいえき)からウイルスを分離することが最も直接的ですが、症状が出てから早い時期に検体を採取することが必要である、結果が出るまでに時間を要する、健康保険の適用ではないなどの理由で、一般的には血清学的診断が多く用いられています。
急性期にムンプス特異的IgM抗体を検出するか、ペア血清でのIgG抗体価の上昇にて診断されます。また最近では、RT‐PCR法でウイルス遺伝子(RNA)を検出することが可能になっています。
基本的に、違和感があったら病院に行きましょう。それが基本です。首肩腰に痛みがありましたら整骨院に是非いらしてください。お待ちしております。ちなみに年末にかけて疲れが出やすいので気を付けてください。
オレンジ堂整骨院 田仲
戦国時代の名医:曲直瀬道三
- Let‘s整骨院
- 2016.11.22
11/10にLet’s整骨院に配属になりました、齊藤幸夫と申します。よろしくお願いいたします。
私は歴史モノが結構好きで、興味を引かれたものはとりあえず調べてみよう!という性分なのですが、今年の初め頃にNHKの歴史秘話ヒストリアで紹介された日本の戦国時代の医師、曲直瀬道三(まなせどうさん)にとても興味を引かれたのでした。
NHKの番組では戦国武将の毛利元就が中風(脳血管疾患の後遺症)に悩んでいるところを中風七穴という七つのツボに対してお灸をし、治療した話の再現ドラマが描かれていました。
また、将軍・足利義輝、織田信長、豊臣秀吉に徳川家康、更には皇室にも出入りを許され、正親町天皇を診察した記録も残っているのです。
そればかりでなく一般庶民も普通に診察し、啓迪院という医学校を創建して門下生800人余りを育て、数多くの重要な文献も残している、本当に凄いスーパードクターなのです。
この残された文献のうち、私が興味を持ったのが、毛利輝元に贈ったとされている「養生俳諧」という書物です。
「養生」というのはわかりやすく言えば健康管理のことですね。そして「俳諧」ですから、5・7・5・7・7で書かれており、難易度も古文のわりには低いのです。ということで、早速いくつか紹介したいと思います。
<3・井華水(せいかすい)>
先掬ぶ 暁わくや つゝ井づの
井づゝの水ハ 薬ぞとなる
まずむすぶ あかつきわくや つついづの
いづつのみずは くすりぞとなる
「掬ぶ」ですが手で掬った水との事です。そして暁=早朝ですね。これは簡単です。「暁わくや」ですから早朝に湧く。つまり、朝一番に汲む井戸水という解釈になります。
よって、起き抜けに飲む一杯の水は健康に良い薬となるのですよ。と教えているわけです。
「人間は寝ている間にコップ1杯の汗をかく」とも言われていますから、寝起きに水分補給することは理にかなっていて充分に現代でも通用する事ですね。むしろこのような事を戦国時代から提唱していた事はさすがだと思います。
次は食べ物についてです。
<6・保胃(ほい)>
食ハ只 よくやハらげて あたゝかに
たらハぬ程ハ 薬にもます
しょくはただ よくやわらげて あたたかに
たらわぬほどは くすりにもます
食べ物は温めて軟らかい消化のよいものを心掛け、足りないぐらいの量の食事は薬以上ですよ。という句です。
冷たいものや消化の悪いものは、やはり内臓に負担を掛けてしまいますし、暴飲暴食も良くないですよね。もし「最近、胃腸の調子が良くないな」と思ったら、温かく消化のよいものを摂るように心掛けると良いと思います。
ということで、今回は初回ですので養生の基本中の基本である飲食に関する句を取り上げてみました。
このように今から400年以上昔の書物からも健康管理について知ることができ、その内容が現代でも充分通用する内容が多々有ることにとても驚いたのでした。今後も折をみて紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
Let’s整骨院 齊藤幸夫
冷え性のあれこれ
- 健康の話
- 2016.11.21
連日寒い日が続いてますが、お体大丈夫でしょうか?
寒い冬や夏のクーラーの効いた部屋などで辛くなってくるのが末端冷え性。ダイエットを始めてだんだん痩せてくると、末端冷え性になりやすい方も多いんです。
末端冷え性は、手足の指先などに血液がしっかり行き届かず、冷えてしまう状態のことをいいます。
末端冷え性になると、手足の指先が冷たくなって辛くなるのはもちろんのこと、指先を使った細かい作業がとても難しくイライラしたり、しもやけになって痒くなって辛い思いをしたりと、嫌なことばかり。
「早く、温かくならないかな…」と、春の到来を待ちわびてるんじゃないでしょうか?
ということで今回は、そんな辛い末端冷え性の改善法を5つご紹介しますので、この方法で、寒い冬を乗り切りましょう!
1.お腹を温める
まず、末端冷え性になると、冷えてしまった手足を温めるだけでいいように感じますが、それだけでは冷え性は改善されません。
冷え性の原因は、血がドロドロになるなどの血流が悪くなるのが原因。つまり、全身の血流を良くすることが冷え性の改善になるので、全身を温めることが必要なんです。
お風呂に入るのは面倒だからとシャワーだけで済ますようなことはせず、しっかりと湯船に浸かって体を芯から温めて、全身の血流を良くしてあげましょう。
また、お腹を温めるだけでも、冷え性の改善する効果があります。
体が冷えると、体は内臓が集まるお腹に血液を集中させようとするので、手足に血液が行き届かなくなって冷えてしまうんですね。
なので、手足が冷たいと感じたら、まずはお腹を温めるようにするだけでも、手足に血液が行き届いて冷え性の改善につながるんですよ。
2.少し手も運動して体を動かす
冷え性の原因となる血行不良は、運動不足にも関係します。
日頃から運動をするなどして体を動かしている人は血流が良く、スムーズに手足に血液が運ばれるため、冷え性になることはありません。
しかし、体を動かさず運動不足になっていると、手足に血液が行き届かず冷え性になってしまいます。しかも、血液にとどまらず、運動不足で老廃物まで外に排出されず体の中にとどまっても、冷え性になります。
運動などして体を動かす習慣を身につければ、血行が良くなって冷え性も改善されるので、運動不足を解消しましょう。
ただ、毎日忙しくて時間がなかったり面倒くさかったりして、運動ができない方もいらっしゃると思います。そういった方には毎日5分程度でいいのでストレッチをするといいですよ。
ストレッチをして体の筋肉をほぐして上がるだけでも血行が良くなるので、ぜひ試してみてくださいね。
3.水分を摂って指先を動かす
「すぐにでも指先の冷えをどうにかしたい!」という方には、指先を動かすことで冷えとを摂ることができます。
手も足も、”グー、パー、グー、パー”と開いたり閉じたりを繰り返すことで手足の筋肉が動き、末端にまで血液が届くようになって、温まってきます。とても簡単で、いつでもどこでもできますよね。
さらに、”グー、パー、グー、パー”とする前に水分を摂ると、ドロドロになった血液がサラサラになってスムーズに流れるようになるので、温まるスピードが速くなるんですよ。
血液がサラサラの状態で手足を動かしてあげれば、末端に血液が届きやすくなります。
ただ、注意していただきたいことがあります。それは、冷たい水を飲まないこと。
冷たい水を飲むとお腹が冷えてしまうので、冷え性を改善しようとしても逆効果になってしまいまので、水分を摂る時は白湯などの温かい飲み物にしましょう。また水分の摂りすぎも、むくみを引き起こす恐れがあるので、コップ1杯程度にしてくださいね。
4.手足の指先をマッサージをする
手足の指先の冷えを解消するにはマッサージをしてあげるのも効果的です。指先に届かない血液を、マッサージで血液を送りこんであげるんです。
先程の指先の運動と同じように簡単にできますので、指先の運動とあわせて行うと効果的ですよ。
ここで、手足の指先のマッサージ法をご紹介しますので、冷え性を改善しましょう。
手の指を温めるマッサージ
両手の指を交互に重ねてマッサージして、また、指を1本1本引っ張るような形で指先に血液を送るマッサージを行います。
このマッサージをしていると、だんだん指先の冷えがとれてくるのを感じられますよ。
時間にして1分もかかりませんが、何回も続ければ続けるほど効果が上がりますので、冷えがとれるまで続けるのをオススメします!
足の指はしもやけにもなりやすいので、お風呂に入りながら足の指のマッサージをしてあげると、しもやけの予防にもなりますよ。
5.体を温める食べものを食べる
食べものには体を温める食べものと体を冷やす食べ物、そしてどちらにも属さない食べものがあるのがあるのをご存知でしょうか?
食生活と冷え性に密接な関係があって、冷え性の方というのは体を冷やす食べ物を多く食べている可能性があるんです。
例えば、体を冷やす食べものなら暑い土地で取れた野菜に多く、トマトやキュウリなどがあります。
逆に、体を温める食べものなら寒い土地で取れた野菜に多く、生姜、ネギ、ごぼう、にんにくなどがあるんですね。
「だったら、冷え性には体を温める食べものだけ食べればいいじゃん」と思われるかもしれませんがやっぱりそこはバランスが大切で、体を温める食べものをたくさん食べつつ、体を冷やす食べものと、どちらでもない食べものを食べるようにすると、冷え性の改善につながります。
また、体を冷やす食べものは生で食べるんじゃなく、熱加工して食べるだけでも冷え性対策になるんですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
じつは私はダイエットをする前はそんなことはなかったのですが、ダイエットをしてから冷え性になってしまいました。
食事を制限したり筋肉が落ちてしまったりと、いろいろな原因があったと思います。そこで私は食事を見直したり運動を欠かさずするようにしたら、だいぶ冷え性が改善されてきました。
今回ご紹介した冷え性の改善法は、実行すれば必ず今より必ずに冷え性は改善されます。
まだまだ寒い日は続いて冷え性を持っている方にとっては辛い時期が続きますが、今回の冷え性の改善法で頑張って乗り切りましょう!
金町院 杉山