セメギアイ? in Christmas
- 亀有南口分院
- 2016.12.24
男性 「えっ!! 高いよぉ」
女性 「じゃあ、これは?」
先日デパートに行ったときに聞こえてきた、あるカップルの会話。
きっとクリスマスプレゼントについて話してたのでしょう。
今日はクリスマスイブ…
巷では三連休のうえクリスマスとあって大勢の人が買い物に出てて、いろいろな話し声が聞こえてきました。
デパートや家電量販店ではクリスマスプレゼントを探してる方がいる一方…
いろいろと話し合ってる?カップルがいたり…
おねだりしてる子供もいました。
人にお願いをしたり、頼みごとをするなど依頼をするときのコミュニケーション技法を少しご紹介します。
・フット・イン・ザ・ドア(段階的要請法)
まず最初にわざと受け手が承諾しやすい小さな頼みごとを要請し、その頼みごとを受け手に承諾・実行してもらう。そのあとで本来の目的の大きな頼みごとすると、受け手の承諾率が増加するという要請法。
第一の要請を受け入れたという事実と、次の第二の要請を拒否することが、受け手にとって認知的不協和(自分の行動に矛盾を起こしたくないという心理)を引き起こすので、受け手はそうした心理の発生を避けるため第二の要請を承諾する傾向が強まるのです。
【使うときのポイント】
・最初の要請は承諾してもらえるよう、なるべく簡単なものにする
・最初の要請と本来の目的の要請に関連性を持たせる
・あまり深く考えさせない
【使用例】
奥さん 「食器流しまで運んでくれる?」
旦那さん 「いいよ」
奥さん 「できたら水に浸けておいてくれる?」
旦那さん 「いいよ」
奥さん 「ありがとう。じゃあ、ついでに洗ってくれると嬉しいな」
・ドア・イン・ザ・フェイス(譲歩的要請法)
最初にわざと受け手が承諾できないほどの大きな頼みごとを要請して、その要請を受け手に断らせる。そのあとで、すぐに小さな本来の目的の要請をすると、受け手の承諾率が増加するという要請法。
第一の要請を断ったら、送り手が譲歩して小さい第二の要請をしてきたのだから、自分も譲歩して第二の要請を承諾しなければならないという受け手の返報性の法則(他人から恩恵を受けたら、自分もそれと同等のお返しをすべきであるという心理)を利用している要請法です。
【使うときのポイント】
・最初の要請は断られてもしかたないような大きな頼みごとにする
・最初の要請と本来の目的の要請は関連性が必要
・頼みごとをしても問題のない相手に使う
・同じ相手に何度も使わない
【使用例】
子供 「お小遣い足りないから、二万円にあげてよ」
お母さん 「そんなの無理に決まってるでしょ!!」
子供 「じゃあ、せめて五千円にしてよぉ お願い!!」
お母さん 「ん~~ 五千円ぐらいならいいかな…」
冒頭の会話も、もしかしたら…
女性 「(高級ブランドのボストンバッグを指さして)これが欲しかったの」 ← (妄想)
男性 「えっ!! 高いよぉ」
女性 「じゃあ、これは?」
(高級ブランドのハンドバッグを指さす) ← (妄想)
男性 「う~~ん (このぐらいだったら)いいよ」 ← (妄想)
女性 「ありがとう うれしい ♡」 ← (妄想)
だったかもしれません。
人にお願いをするとき、されたとき上手い具合にコミュニケーションを取るためにも参考にしてみてください。
ちなみに自分は知っていても、きれいな女性お願いされたら…
南口院 いたばし