二日酔いと対策
- Let‘s整骨院
- 2017.05.16
頭痛や吐き気などをともなう二日酔い。できる限りなりたくないものです。今回は、二日酔いの予防法や対処法について解説します。正しい知識をもとに、二日酔いにならないお酒の飲み方を身につけましょう。
二日酔いは、軽度のアルコール離脱症状のこと
二日酔いとは、身体からアルコールが抜けていくときの軽度の離脱症状としておこると考えられています。アルコールの離脱症状としては、以下のようなものがあります。
脱水症状
アルコールを摂取すると、尿を出すことを促進するバソプレシンというホルモンの分泌が抑制されてしまいます。そうすると、体内の水分が尿として排出されて脱水症状になることがあります。
体の炎症を悪化させる
体に炎症をおこしている部分があると、アルコールの離脱症状のせいで炎症が悪化することがあります。
胃腸障害
アルコールは、胃の粘膜に刺激を与えます。刺激を受けた胃は胃酸を分泌し、胃酸過多になってしまうことがあります。
二日酔いは、これらのようなアルコールの離脱症状が複雑に組み合わさって起きています。個別の症状に対して、なにが原因かを特定するのは難しいと言えるでしょう。
二日酔いを予防する方法
二日酔いにならないために、どのような予防法があるのでしょうか。取り入れやすい予防方法をみていきましょう。
二日酔いを予防する飲み物
二日酔いにならないために、おすすめの飲み物を紹介していきます。
・スポーツドリンク
スポーツドリンクは、ミネラルや糖分が含まれています。これらは、アルコールの分解に必要となる栄養です。水分補給という面だけではなく、アルコール分解に必要な栄養を摂取するという面でもおすすめの飲み物です。
・トマトジュース
お酒とトマトジュースを一緒に飲むことで、お酒を飲んだあとの血中のアルコール濃度が30%減少したという報告があります。また、身体からアルコールが抜けるスピードも、約50分ほど早まるといわれています。
・コーヒー
コーヒーに多く含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きがあります。この働きは、二日酔いの頭痛を和らげることが期待できます。二日酔いの頭痛は、アルコールによって膨張した血管が神経を圧迫することで起きています。そのため、カフェインの血管収縮の働きが、二日酔いによる頭痛を予防することが期待できるのです。
空腹状態を避けることで二日酔いを予防
空腹の状態でアルコールを摂取すると、胃の粘膜に刺激を与えてしまいます。また、酔いがまわるのが早くなってしまうこともあります。お酒を飲む前に、消化に時間のかかる乳製品やタンパク質をとっておきましょう。
二日酔いの対処法
二日酔いにならないような飲み方をするのが一番ですが、もし二日酔いになってしまった場合はこれから紹介するような対処法をとっていきましょう。
二日酔いの対策にはまず水分補給が重要
医師への調査によると、880人の医師のうち56%が二日酔い対策に必要なのは「水分補給である」と回答しています。
脱水状態を緩和するために補給する必要があるほか、水をたくさん飲むことで代謝が活発になり、血液中のアセトアルデヒドの濃度を薄める効果が期待できます。
嘔吐してしまった場合も、水を飲むことをおすすめします。
嘔吐した際は、アルコールとともに胃の中の消化液も食道を通ります。この消化液で食道の粘液が溶けてしまい、結果として一過性の逆流性食道炎が起きることがあります。この症状を軽くするには、水を飲んで粘膜に付着した消化液を洗い流すことが有効です。
二日酔いで吐き気があるとき、吐いてしまえばラクになると考える方もいるかもしれません。
しかし、これは間違いで、嘔吐によって食道はさらなるダメージを受けてしまいます。
水を受けつけないほどの吐き気がある場合は横になって身体を休めるようにしましょう。
二日酔いに効果的な食べ物
二日酔いの症状を軽減することが期待される食べ物は、以下のとおりです。
・しじみやあさりの味噌汁
しじみとあさりには、それぞれ二日酔いの症状緩和に効果的な成分が含まれています。
まず、しじみには、「オルニチン」というアミノ酸が含まれます。オルニチンは肝臓の働きを正常化し、二日酔いの症状を緩和してくれると考えられます。
次に、あさりには「タウリン」が含まれます。タウリンにも、肝臓の機能を正常化したり、アルコールの分解を促進したりする働きがあります。
・はちみつ
はちみつに含まれる果糖は、アセトアルデヒドを分解する作用があると考えられています。アセトアルデヒドは、二日酔いのさまざまな症状の原因とされています。
・バナナ
バナナに含まれるビタミンCは、肝臓に障害を引き起こす分子を中和する働きがあるとされています。
・柿
柿は、二日酔いの症状を緩和してくれる食材として広く知られています。柿に含まれているビタミンCは、肝臓の機能を補助してくれるとされています。また、柿には、アルコールを分解するタンニン・カタラーゼも含まれます。
二日酔いに効果的な飲み物
飲み物によっても、二日酔いの症状を緩和することが期待できます。
・グレープフルーツジュース
グレープフルーツには、「フルクトース」という果糖が含まれます。このフルクトースは、二日酔いの原因といわれているアセトアルデヒドを分解するとされています。また、果汁に含まれる「イノシトール」にも、肝臓の負担を軽くする作用があるとされています。
・トマトジュース
トマトに含まれているブドウ糖、アラニン、グルタミンといった成分は、アルコールの分解を促進する効果がるとされています。
・コーヒー
二日酔いによって血管が膨張し、頭痛が起きている場合、コーヒーの血管収縮作用によって頭痛が軽減されることもあります。また、コーヒーに含まれるカフェインには肝臓を活発化させる作用もあるとされています。
二日酔いを最小限にしてお酒と正しく付き合いましょう
これまで紹介してきたように、二日酔いを最小限にとどめるためにさまざまな予防法・対処法があります。お酒の飲み方を考えることがもちろん、二日酔いの対処法も身に着けて、お酒と正しく付き合いましょう。
二日酔いに効くツボはココ!
もし二日酔いの症状がでた時にはまず薬を服用する前に、二日酔いに効くつぼを押して改善を試みましょう。
二日酔いにはいろいろタイプがあり個人差があると思いますが代表的な症状としは、頭痛、はきけ、むねやけなどでしょうか。
二日酔い良いと言われるツボ
二日酔いの即効性が期待されるつぼは期門(きもん)という場所になり、両乳首の真下で肋骨が交差するあたりになります。
右側の期門を両手で、押しながら揉み込む感じで、期門を刺激します。
30回ほど押し揉みしてみてください。
注意点としては押して刺激するのは右の期門のみで上半身を倒して(軽くおじぎして)刺激します。
アルコールの分解を促進する、健理三針区(けんりさんしんく)
また、肝臓の働きを促しアルコール分解を促進してくれるつぼは健理三針区(けんりさんしんく)という場所になり手のひらの中央やや下になります。
親指で強く押しもみます。こちらは両手ともに押して刺激します。
頭痛に効く、百会(ひゃくえ)、風池(ふうち)
頭痛に効くつぼは百会(ひゃくえ)、風池(ふうち)。
百会は頭のちょうど上に位置し体の中心と左右の耳を線で交わるところになり、風池は後頭部、首の後ろで髪の生え際のくぼみに位置し左右両側にあります。
吐き気に効くツボ巨けつ(こけつ)、合谷(ごうごく)
吐き気に効くつぼは巨けつ(こけつ)、合谷(ごうごく)です。
巨けつは、体の中心線上でみぞおちから3-4センチしたあたりです。ここは手のひらをあてやさしく押します。
合谷は手の親指と人差し指付け根の間になり強く押します。
ここは吐き気だけでなく頭痛、下痢、便秘など多くの症状に効き目のあるつぼになります。
レッツ整骨院 青田