テニス肘とは?
- 健康の話
- 2017.06.01
最近私は、錦織選手が出場している全仏オープンで一人盛り上がっています。
テニスをやっている方はご存知かもしれませんが。
テニス肘ってどんな症状なのか?どうしたら治るのか?
今日はそこを紐解いていきます。
テニス肘とは上腕骨外側上顆炎の別名で、硬式テニス選手がバックハンドストロークを打つとき、俗に言う「手打ち」など誤った打ち方を繰り返して発生すると言われています。すなわち、肘を伸ばしながら手関節を無理に伸展させようとする動作やラケットの中心をはずした打ち方では、指や手関節伸筋群に過大な伸張性収縮が繰り返し加わることになります。このような打ち方をされている方に「テニス肘」は発生しやすくなります。
ちなみに、手のひらを返してバックハンドストロークを打ち、手関節伸展力を用いないソフトテニスの選手にこの症状は発生しません。
<症状>
手関節背屈時やラケットのグリップ時の肘から前腕にかけての疼痛や圧痛、熱感を有する場合もあります。
日常生活では、手のひらを下にして物を持ち上げたり、雑巾を絞る動作などの伸筋群が緊張する動作時に痛みが出現します。
1、椅子テスト chair test
2、手関節伸展テスト Thomsen test
3、中指伸展テスト middle finger extension test
<治療法>
基本的に保存療法が基本になります。また、手の使用を最小限にしたり、テニス肘バンドを使用することも有用です。
痛みが軽減したら、ストレッチング・筋力強化訓練を行い、フォームの改善やラケットの変更など
再発防止に努めるべきです。
現在、全仏オープンが開催してますので、錦織選手や各国の選手のフォームやラケットの使い方を観て
フォームの改善や技術の向上の参考になるのではないでしょうか。
錦織選手の活躍を皆さんで応援しましょう。
頑張れ錦織選手!!
南千住院 栗原