東洋医学part22
- 健康の話
- 2017.06.02
こんばんは!!
西川のわたなべです。
こんな時間の更新申し訳ありません・・・
そして久々の更新です(笑)
今日も元気に東洋医学のお時間です。
今日は腎についてです。
腎には、蔵精・主水・納気という3つの機能があるとされています。
蔵精とは、腎が精を貯蔵しているということです。人が変調すると、蔵精機能が失調し、腎精(腎の精)が
足りなくなります。不足すると、子供では成長が遅れ、成人では性機能の減退に物忘れが増え、
足腰が弱まり、ころびやすくなります。
腎精の現象は老化現象としてあらわれるので、急速に減ると老化も早くすすむといわれています。
腎には髄を生じる作用があるとされています。髄は骨に入っていて、骨に影響を与えています。
腎精が足りないと、髄が減るため、骨がもろくなってしまいます。歯も腎精から影響を受けています。
年をとって、骨粗鬆症になったり歯が抜けるのは、腎精不足が考えられます。
また、脊椎の中の髄が減ると脳のはたらきが衰え、認知症や物忘れがおこると言われています。
主水は水分の代謝を調節することです。腎は、全身から集まってきた水分を必要なものと不要なものに
分別します。
必要な水分は、腎から再び送り出され、不必要な水分は膀胱にまわされて排泄されます。
主水が正常に機能しなくなると、水分の代謝に障害が出ます。排泄されるべき水分が体内で
停滞すると、むくみになることが多いです。
また、膀胱が尿を出すタイミングは、腎が決めているとされています。腎が変調すると、膀胱が正しく
はたらかなくなったり、尿がでなくなったり、逆に頻尿になったり、失禁したりします。
肺が大気から吸い込んだ清気を、腎におさめることを納気といいます。納気ができなくなると、
肺が吸入した気が腎に下がらないため、肺への気の出入りに支障が出ると考えられます。
そのため、息切れしたり、呼吸困難になります。
腎は、耳と外生殖器、肛門などと強くかかわっています。腎が弱ると耳鳴りや難聴があらわれ、
大小便を失禁するようになります。また、つばは、口の中をうるおし、食べ物を飲み込むのを助け、
腎精に栄養を与えるとされる大事な津液です。
腎の変調でつばの量が変化することがあります。
恐怖の感情は、腎と深くかかわるとされます。
強い恐怖を感じると腎を痛めることになります。
「あまりにこわくて尿を漏らす」のは、強い恐怖で腎を弱らせ、膀胱を閉じる機能が失調してしまうからと考えられます。
恐怖を感じて、白髪になったり、毛が抜けるのも、腎が痛めつけられるからです。
とまあ腎についてはこんな感じです(笑)
ではまたの機会にヽ(・∀・)ノ