腸内フローラ part 7
- 西川整骨院・鍼灸院
- 2017.09.29
こんにちは!
西川整骨院鍼灸院の中野です(^^)
季節の変わり目ですね、朝晩は少し肌寒くなってきましたので、体調に気おつけて下さい。
前回は<離乳を終えてから~成人期>のさわりに入り終わりましたので、今回はその続きです.
<離乳を終えてから~成人期>
離乳を終え、離乳食が始まるとビフィズス菌の数は激減して10%程度になるとともに
日和見菌の割合が増えていきます。
そして3歳前後になると、ビフィズス菌は20%程度となり、腸内細菌のバランスは
大人とほぼ同じになって安定します。
以降は変化しながらも、基本的には善玉菌優勢のバランスで経過していきますが、
食生活や生活習慣、ストレスなどによって、人それぞれ腸内細菌のバランスは異なっていきます。
特に、ファストフードやスナック菓子を好み、肉類中心で野菜不足の食生活になりやすい
若い人や極端なダイエットをして便秘で悩んでいるる女性などは、腸の老化が進み、
腸内細菌のバランスを崩しやすいので、注意が必要です。
<老年期>
成人期を過ぎると加齢とともに悪玉菌が増えていきます。
老年期に入ると、ビフィズス菌等の善玉菌が減少し、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増加していきます。
健康な腸内に存在する善玉菌の割合は20%程度とされていますが、老年期に入ると10%程度に
減少するといわれています。
また、腸内細菌の数そのものもかなり減少します。
健康な成人(23~45歳)の便1g当たりに含まれるビフィズス菌の数は100億個程といわれますが、
60歳前後になると1億個程度に減少してしまうようです。
ただし、食生活や生活環境によっては、かなり個人差があります。
テレビの健康情報番組で長寿の島として有名な奄美大島の老人の食生活と腸内環境について
取り上げていましたが、食物繊維豊富な発酵食品を毎日食べている2人の100歳長寿の方の
便1g当たりに含まれるビフィズス菌の数が30億と100億といった驚異的な結果でした。
これは奄美大島の伝統的な発酵飲料ミキや粒味噌などといった、植物性乳酸菌を含む発酵食品や食物繊維を豊富にとる食生活やストレスのない気候や風土によるものと考えられます。
つまり食事や生活習慣、ストレスコントロールによって、いつまでも善玉菌優位な若々しい腸内環境を保てるということです。
腸内細菌のバランスが変わる以前の中年期からお腹の健康には気をつけていきましょう。
今回はここまで、また次回お会いしましょう!
see you next フローラ♬
~ フォースと共にあらんことwo ~