生姜は温めるだけじゃない、スゴイ効能!
スーパーでも手軽に購入でき、麺類の薬味や煮物、炒め物何でも生姜って合いますよね。インドでは紀元前から薬として保存食に用いられ、
中国でも食用、漢方薬に使用されヨーロッパでも生薬として利用されていました。生姜といえば辛味がありますよね。
この辛味成分には主に3つに分かれています。
ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンです。
この3つ成分がそれぞれ役割が違い各々の効能がスゴイのです。
①ジンゲロール
ジンゲロールはファイトケミカルの一種で生の生姜の辛さの元となる成分。ピリッとした辛さを感じます。ファイトケミカルとは、植物が外敵から身を守るために作り出す物質です。 血行不良の改善 ジンゲロールには血管を拡張させる作用があり体の末端にまで熱が行き渡るように改善します。そのため血行不良による「肩こり」「頭痛」といった不調の改善の期待できます。 吐き気の緩和 吐き気にも効果が高く、生姜の搾り汁は、乗り物酔いやつわりに良いとも言われます。
②ショウガオール
ショウガオールは乾燥・加熱によってジンゲロールの一部が熱をつくり出す働きをもつ成分に変化したもの。ジンゲロールがピリッと即効性の辛さならショウガオールは後からジワッと感じる遅延性の辛さの成分の元となります。ショウガオールは加熱によってジンゲロールが変化するので、生の生姜には含まれていません。ショウガオールにも「抗菌作用」「抗酸化作用」「冷え性の改善」といった効果が期待できます。しかし加熱されることで生まれる成分のためジンゲロールとは少し違った効能があります。