オメガ3とは
- 健康の話
- 2017.11.27
みなさんはオメガ3という栄養素について、1度は耳にしたことがありますか?
しかし、具体的にどんな魅力があるのかと聞かれると、なんだかよく分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オメガ3の魅力と、その摂り方について、詳しくご紹介します。
仕事や家庭に忙しい世代の方は、日々毎日の用事に追われて、なかなか自分の健康を振り返るのが難しいかもしれません。
そんな中、ちょっとしたミスやうっかりが積み重なれば、「なんとかしたい!」と感じるものですよね。
また、規則正しい生活やバランスの良い食事が大切だと理解はしていても、慌ただしい生活のなかで常に意識し続けるのが難しい、と感じてしまう場合もあるでしょう。
そんな、「毎日をなんとかしたい!」と感じた経験を持つ方から注目を集めているのが、“オメガ3”という栄養素なのです。
オメガ3とは?
オメガ3は別名α―リノレン酸といい、青魚やアマ二油などに含まれる栄養素です。
魚油に含まれているDHAやEPA、エゴマや亜麻種子などの植物油に含まれているα-リノレン酸などの脂肪酸の総称をいいます。
栄養学では健康のために意識して摂るべき必須脂肪酸として位置づけられており、一般的に脂肪になりにくいとされダイエットに効果的な栄養素と言われています。
血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されています。
何故「オメガ3」が必要なのか?
それは他の成分と異なり、オメガ3は体内で作る事ができない成分だからです。
オメガ3は体内で合成することができないため、意識的に食事によって取り入れる必要があると考えられているのです。
1970年代末に発表された研究で、鮭や鯨、カレイなど魚を常食とするエスキモーの人達は心臓、血管系疾患がほとんどない(心血管死亡率が極めて低い)ことが報告されてた事が始まりです。 魚には健康上の有益性があると思われ、少なくともその一部は魚に含有されるEPAとDHAによるものと言う事で注目を浴びました。
≪オメガ3を含む食材の例≫
・アマニ油
・ナッツ類
・青魚類(サバ・イワシなど)
まずはオメガ3が含まれている食品で最も有名なオイルです。
オイルの中で、オメガ3脂肪酸含有量が多くて有名なのは3種類あります。
- しそ油=60%
- 亜麻仁油(フラックスオイル)=57%
- えごま油=55%
どれも高いオメガ3含有量を誇っています。
お次は青魚です。
魚にもオメガ3は含まれています。
魚にはEPAやDHAが含まれているから体にいい!ってよく耳にしますよね。
実はオメガ3には3種類あって、EPAとDHAはそのうちの2種類です。
EPAはエイコサペンタエン酸、DHAはドコサヘキサエン酸とも呼ばれます。
あと一つがアルファリノレン酸と呼ばれるもので、植物系オメガ3はこちらになります。
EPA、DHAには体内の炎症を抑える効果や、悪玉コレステロールを減少させる効果、脳機能の活性化など、人間にとって様々な効用があります。
EPA、DHAが多く含まれている魚は、
サバ、イワシ、サンマ、アンチョビ、ブリ、サケ、マグロ、ウナギ
などやはり青背の魚に多く含まれていますね。
次回詳しく食材の効果を見ていきます。