夏はここを冷そう
- 金町院
- 2018.07.16
暑いとき、濡れたタオルなどで体を冷やしたくなりますよね。
ですが冷やす部分によって体温を下げる効果に違いが出てくるため、
出来れば効率よく体温を下げることが出来る場所を冷やしたいものです。
ではどんな場所が効果的に下げることが出来るのでしょうか?
コンビニなどでもよく見かけるヒンヤリグッズ。
おでこに貼る冷却シートや首に巻く冷却バンダナが一般的ですが
これらは本当に効果はあるのでしょうか?
●おでこ
風邪を引いて熱が出た時や集中したいときに額を冷やしたりします。
あれは一見効果があるように見えますが実は体温を下げる効果はありません。
ヒンヤリして心地よい以上の効果は得られないので注意しましょう。
水に濡らして首にかければヒンヤリ、という暑さ対策グッズが流行っています。
結構売れている訳ですが実際に効果があるのかというとあります。
首には大きな血管が通っているため冷やすと自然と体全体の温度も下がります。
●首
しかし首というのは細かい血管や神経が集中している場所でもあります。
暑いからとガンガン冷やすと気持ち悪くなったり頭痛を引き起こす場合もあります。
女性の場合、生理痛の原因になる場合もあるそうで、冷やし過ぎには注意が必要。
●脇の下
では効率よく体を冷やせる場所は他には無いのか?あります。
それは脇の下です。ここも首と同じく大きな血管が通っており、かつ
首と違って熱がこもりやすい場所でもあるため重点的に冷やしていきましょう。
冷やすアイテムも色々とありますがオススメなのは冷却シート。
これを脇の下から肩甲骨の辺りにかけて、左右1枚ずつ貼ると良いでしょう。
※剥がすとき大変になるので、なるべく毛の部分は避けましょう
購入も簡単で、8時間近く持続するのでコストパフォーマンスは抜群です。
途中で温くなってしまうこともあるので替えを用意するとなおよしです。
ただ皮膚がかぶれやすい人は選ぶのにも注意が必要ですね。
●足の付根
もう1つ、冷やすことで効率的に体温を下げられる場所が足の付け根です。
難しい言葉では鼠蹊部(そけいぶ)とも言いますが、熱中症になった人の
応急処置で冷やすべき箇所でもあるくらい体温を下げる効果は高いです。
服装によっては冷やしにくい場所ではありますが、
とにかく体温を下げて汗をかきたくないならここも冷やした方が良いでしょう。
太ももの内側の辺りを意識して冷やすようにします。
冷やすアイテムとしては冷却シートでも良いのですがよく動く場所のため、
歩いたりしている内にズレたり剥がれたりと多少面倒でもあります。
この3か所を同時に冷やすと正直、外でも汗をかかないくらいになります。
しかしやり過ぎたり室内に入ったりすると逆に寒いくらいでかえって体に悪いです。
●3箇所冷却は最強
長時間屋外にいる場合などは3か所フルに冷やして最大限暑さ対策をしたいですが
そうでない場合は1,2か所を上手く使い分けたい所ですね。