見てましたか?アニメ『はたらく細胞』
- 南千住院
- 2018.10.11
こんにちは!
いつの間にか1クールが過ぎ、もうすでに10月期のアニメが始まってしまいましたね。。。
というわけで、見てま『したか?』アニメ『はたらく細胞』とタイトルを変更してお送りいたします。
前回は、赤血球、好中球、血小板といった
血液中を循環している主要な細胞(キャラ)に焦点を当ててお話ししました。
今回は前回の最後にもお伝えした通り、
ヘルパーTやマクロファージといった、より『免疫』にかかわるリンパ球たちについてお話していきます。
(マクロファージ・単球はリンパ球ではありません!)
と、細胞たちを紹介する前に人間の免疫システムについて大まかにお話しします。
人間の免疫システムには大きく2つ、
『液性免疫』『細胞性免疫』とに分けられます。
『液性免疫』
侵入してきたウイルスなどの抗体をつくって攻撃する!(間接的攻撃)
関与する細胞・・・マクロファージ、ヘルパーT、Bリンパ球、などが主
・抗体が分泌されるまでの流れ
マクロファージがウイルス・細菌など(抗原)を攻撃(貪食)
↓
マクロファージによってどの種類の抗原なのかがヘルパーTを筆頭にリンパ球に開示される
↓
マクロファージから開示された情報をもとにBリンパ球が抗体を産生
↓
抗体を分泌
『細胞性免疫』
侵入してきたウイルス・細菌などに直接攻撃する!
関与する細胞・・・キラーT、NK細胞などが主
かなりざっくりな言い方過ぎて怒られないか心配です。。。
両者の違いのポイントは『抗体』が関わっているかどうかです。
作中ではB細胞が抗体を噴射していましたが、
あれは『液性免疫』を行っているところですね!
キラーTが出てきて抗原をタコ殴りしてる場面は『細胞性免疫』の真っただ中です(笑)
NK細胞はがん細胞などがある時により活性化するようです。
作中でもそう描かれてましたね。
少しネタバレを含む余談です。
気になる方は3行ほど飛ばして読んでくださいね。
NK細胞が笑った後により強くなった(活性化)した描写があったのを覚えてますでしょうか?
あれは、『笑うと免疫力が上がる』という説を表現していました。
実際に、がん病棟でお笑い芸人さんを呼んで患者さんを笑わせたり、
小児病棟にホスピタルクラウン(いわゆる病院版ピエロ)がやってきて
子供たちに元気と笑いを与える活動もあります。
映画『パッチ・アダムス』は実在するホスピタルクラウンのパッチ・アダムスさんがモデルになったものです。
免疫システムの説明だけで終わってしまいました。。。
次回は作中のキャラと照らし合わせて改めて説明したいと思います!